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女性は永遠なる“美”の存在。

 

これからは長く背負ってきた時代の重荷を取り除き、
愛と幸せを分かち合う、あなたらしく輝いた人生の
生きる方法を綴っています。

 

 

「子供が社会へ巣立ち、一人になった私」

 

 

子供が社会人となり、家から巣立っていくと、
心にぽっかり穴が空いたようになってしまう。

 

こんな日が来ることは、わかっていたけれども、
いざ自分がそうなってみると、なにか虚しさだけが残る。

 

なにかしないといけないと、わかっていても、
今さらなにをどうしたらいいのかわからない。

 

正直なにもする気が起こらないと言った方が、
今の自分の気もちを表している…。

 

そんな思いを積もらせながら、
このままだと、うつ病になってしまうとやって来たのだった。

 

 

 

河野博子(仮名)さん50歳。
9歳年上の夫と職場結婚し、長女の3人家族。

 

夫は早期退職後も別の会社で働き、
今も多忙で海外出張もありほとんど家にいない。

 

長女は、2年前に神戸の大学を卒業後、東京勤務となり、
現在は東京で一人暮らしをしている。

 

 

「原因はわかっているんです。子供が東京にいって、
話し相手もいなくなり、張り合いがなくなったんです。

 

なんとなく、このようなことになるとはわかっていましたが、
まさか自分もこんなふうになるとは、思ってもみませんでした。

 

周りからは、ペットでも飼ったらいいと勧められますが、
今の状態だと、とてもとても。

 

夫もそんな私の状態を心配して、
一度心療内科にでも行ってみたらと言われるんですが、
そこまでではないと思うのです。

 

娘が帰って来たり、楽しいことがある時は、
自分を取り戻したように元気になるんです。

 

原因は、張り合いがなくなったことにあると思っているので、
なんとかして今の状態から抜け出したいのです。

 

なにか目的を見つけて、自分らしいなにかを
してみたいとは思っているんですけど」

 

 

一昔前のこの年代は、子供のこと、親のこと、夫のことなど
の人間関係や個人の悩みについての相談が多かったのですが、

 

最近では、心の悩みに関する書物や情報も容易に
手に入るようになり、ある程度自分の悩みを解決できる
ようになって来たように思います。

 

そうなると、その次に求めたくなるのが、
「自分自身についてもっと知りたい」です。

 

私のこの約18年間を見ても、確実に人々の心の中で、
「自分を知り、自分について考える」という精神性が
高まって来ています。

 

 

さて、これから河野博子(仮名)さんが、
この半世紀をどのように自分を見つめ、
どのように自分を取り戻していったのか。

 

そして、自分がやりたいことを見つけるまでを、
これからお話していきます。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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