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女性は永遠なる“美”の存在。

 

これからは長く背負ってきた時代の重荷を取り除き、
愛と幸せを分かち合う、あなたらしく輝いた人生の
生きる方法を綴っています。

 

 

「執着するのは喪失感を味わうのが怖いから」

 

 

相談に来た河野博子(仮名)さんに、
簡単にできるワークに同意をしてもらい、
さっそく執着している観念を手放していきました。

 

 

「まず、このA4のコピー用紙を縦長に半分に折って、
広げてください。

 

 

真ん中に筋が入ったところに、文字を書いていきます。

 

 

何て書きましょうか。そうですね。

 

 

『自分らしい檻の中にいた私』と、書いてみてください。

 

 

書き終えたら、心を静かにして、
おまじないを言ってから、筋が入ってところから、
縦に破ってください。

 

 

おまじないは、
『私は違って目で、ものごとを見ます』です」
そう言って、破ってもらいました。

 

 

さらに、二枚になったものを重ねて、
破ってもらいました。

 

 

 

「どんな感じですか」

 

「少し心が軽くなったような気が…」

 

「順調です。長年付き合ってきた観念ですから、
そう簡単にはいきませんが、いい感じです」

 

 

それから、同じようにいくつかの言葉を書いてもらい、
破ってもらいました。

 

 

「どんな感じですか。だいぶ軽やかになった気がしますが」

 

「これ単純ですけど、効果ありますね。
何度もやっていくうちに、ずいぶん軽くなりました」

 

「では、最後にとっておきの言葉をしましょうか。
それは、娘さんのお名前を書いてください」

 

「娘の名前ですか」

 

「そうです。娘さんに愛情を注ぎ、心に寄り添って来て、
今までたくさんの想いがあると思いますが、
今娘さんが巣立たれて、娘さんは立派に自立しました。

 

今度は、お母さんが娘さんから自立するときです。
これからは、娘さんを一人の女性として認めてあげる時です。

 

知っていましたよね。そうしないといけないと思いながら、
急にぽっかり心に穴が空いたようになって、その心の葛藤に
心が整理できず、思い悩み苦しんできたことを。

 

そうなるのは、お母さんが娘さんに精一杯愛情をかけてきた
からではないですか。

 

これからは、娘さんが自分の人生を幸せにする番です。

 

それを応援するためにも、お母さん自身も幸せにならないと、
娘さんが幸せになることを躊躇することがわかりますか。

 

そうです。誰よりもお母さんの幸せを願っているのは、
あなたの愛する娘さんなんですから!」

 

 

お母さんは娘を愛し、できる限りの愛情を注いできました。
今、自分も娘から愛されていることに気づいたのでした。

 

お母さんは号泣した後、娘さんの名前を書いた紙を
豪快に破ったのは、何だか滑稽な感じでしたが(笑)

 

 

◇今日のポイント:

 

執着する裏側には、喪失感の恐れが隠れています。
その喪失感を味わうのが怖いから、人は執着するのです。
その怖れを癒すのは、感謝であり愛なのです。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
 

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