もうやる気

 

親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。

 

すなわち、『感謝を笑顔でする心』を親である私たち大人が育むことにある。

 

キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅹ.子供若者の未来を創る』
「第11話:指示待ちをする真面目な学生」

 

 

 

今回は、子育ての延長にある大学生の就活でのお話をしたいと思います。

 

 

公的機関でキャリアカウンセラーをしていると、様々な大学生や大学院生、専門学校生まで幅広い学生や留学生と関わります。

 

 

自己PRや志望動機のアドバイスや添削をしていると、よくこちらから「メモを取らなくても大丈夫?」と、声を掛けることがあります。

 

 

メモを取らなくても、理解しているのであればそれに越したことはないのですが、自分の経験からしても、ポイントやキーワードのメモを取っておかないと、家に帰ってから文章を書いたり、書き直したりできないと思うのです。

 

 

 

ある学生にアドアイスをしていると、話を理解し、共感し、納得している様子なのですが、私が「今話したポイントを元に次回添削するので、文章を書いて来てほしいんだけど」と聞くと、急に不安げな顔して首をかしげます。

 

 

私の話を聞いて、自己PR文のイメージは湧いたようですが、実際に自分が文章にすると不安になったようです。

 

 

私が「メモを取らなく大丈夫?メモとペン持ってる?」と聞くと、ようやくメモとペンを取り出します。

 

 

そして、学生は何をするかと言うと、メモとペンを取り出し、姿勢を正し私の言葉を待っているのです。

 

 

私はてっきり、今話したことをメモに書き込むのかと思ったのですが、そうではなく私からのメモを取る言葉を待っているのです。

 

 

その学生は、決して就職意欲が低くかったり、社会性に欠けているわけではありません。

 

 

それよりも、人当たりもよく笑顔も素敵で、話していると会話も弾み、アルバイト先でも信頼されているような学生です。
若者の指示待ち傾向は、今にはじまったことではないかもしれませんが、それでいて、言われたことはしっかりとやってくる真面目さがあるのです。

 

 

それにしても、約15年前から学生と接して来ていますが、やけに多い気がしています。

 

 

ある話では、ゆとり教育で授業時間が減り、減った時間内に教え込むため、どうしても教師側の言われたことを生徒がする授業になっていると聞いたことがあります。

 

 

その教育の要因が、生徒の指示待ちが生まれるとも言われたりしているようです。

 

 

 

そんなことを思いっていると、留学生とも関わっていることもあったか、中国の「一人っ子」=「小皇帝」と揶揄されていることを思い出すのです。

 

 

つづきは、次回に。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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