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『§自分が自分であることが幸せ』
「第7話:あなたも私と同類“アホゥ”でございます♪(前半)」

 

 

前回は『幸せ(幸福)』は求めなくてもいいという話の、
じゃどうやって“創り出したり、築き、気づいたり“
すればいいの、の“築く”お話でしたね。

 

 

今回は、“気づき”についてお話しますね。

 

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3回連続スマイリーなコンセントの登場です。

 

 

3回も見ると、もう首を傾げて笑っている顔にしか、
見えませんよね(笑)

 

 

 

この発見に気をよくした私は、就職相談に来る女子学生に
意図的に伝えました。

 

 

この女子学生は、とてもおとなしくてほとんど会話がなく、
自信なさ気な雰囲気を醸し出すような学生でした。

 

 

就職相談が終わる頃に、私は宿題としてコンセントの話をし、
次回来る時にそれを見た感想を話してほしいと伝えました。

 

 

 

再び彼女が来た時、私はあえてその話に触れませんでした。

 

 

そうです。私は、彼女から自発的に話すのを待ったのでした。

 

 

私は前回の面談から、彼女の心に変化があったかどうかを
確かめる話をしながら、以前より働くことへの意志が少し
高くなったことを会話から感じていました。

 

 

しばらくして、会話の間が空いた時に意を決したように
彼女が聞いてきたのです。

 

 

「この前のコンセントの宿題、聞かないんですか」

 

 

彼女は俯きながらも目線を上げてぼそっと聞いてきました。

 

 

私がそれを見た感想を聞くと、彼女は俯きかげんでニタッと
微笑みぎみに、「面白かったです」と答えました。

 

 

 

ここで「なにが面白かった?」と聞きたくなるのですが、
日頃考えそれを表現することに慣れていない人にとっては、
その質問をすることで多く話しが途切れてしまいます。

 

 

そのことを経験で知っていた私は、彼女の楽しさに共感し、
その気持ちを広げることを優先しました。

 

 

「面白いでしょう。普通そんなふうには見ないもんね。
それよりコンセントを見て笑顔に見える前中さんって、
“アホやな~”って思ったんじゃない」

 

 

彼女は俯きかげんで微笑みぎみに、
“えっ(そんなことは思ってないです)”と私を見るので、

 

「アホやで~」と返しました(笑)

 

 

さすがに彼女もこの私の言葉に驚くように顔を上げ、
まじまじと私の顔を見つめていました。

 

 

そらそうですよね。就職の相談に来て、
一応キャリアカウンセラーという先生的な立場の人が、
私は“アホやで~”と言うのですから(笑)

 

 

でも、ここからが私の本骨頂。私は彼女に言いました。

 

 

「知ってる?“アホ”とは、ほんとうはすごい意味なんやよ」

 

と言うと、彼女は意志のある強い目で私の顔を見ていました。

 

 

私は『ええもん(意志のある強い眼差し)持ってるやん』
と思いながら、その続きを話したのでした。

 

 

このつづきの話しは、次回にお話しますね。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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