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『§自分が自分であることが幸せ』
「第17話:新社会人基礎力の理解度チェック⑤」

 

 

今回は、前回に続き今までの話の理解度を
設問をつくってチェックの設問7です。

 

 

「幸せになるための、社会人基礎力」とは、
私たちが社会で生きる土台のようなもの。

 

 

最近の若者は、その土台となる価値判断する力が、
今までの生きてきた経験の中で身に付いていない。

 

 

そこをしっかり意識づけないまま方法論に頼ることは、
社会の仕組みの中で自らを生きにくくさせる原因を作る。

 

 

私たちはなにかを判断するにも、その基準となるものが必要。
それが考える原動力となり、より自らを高めようとします。

 

 

はじめて訪問された方は、話の趣旨を理解するためにも、
こちらから先にお読みください。↓ ↓

 

「幸せになるための、新社会人基礎力①」へ

 

 

 

さて、まず人生や生き方の答えは、個人によって様々です。

 

 

どの方法が正しいということはありませんが、
ここでは、今までのお話に則した考えでお答えください。

 

 

設問7.

 

「あなたはミュージシャンの卵です。まだデビューしていま
せんが、プロになって活躍し続けることを夢見ています。

 

新人発掘オーディションに応募するための楽曲と歌詞ができ
上がりました。オーディションは半年に一度ほどの割合で、
定期的に開催されています。

 

 

あなたなら、次のどの行動を取りますか?
また、そう思った理由は何ですか?

 

 

A:行動は早い方がいいので、一番近いオーディションに
すぐに応募する。

 

B:数多くの友人たちに音楽を聞いてもらい、それらの
意見を参考にした上で作り直す部分があれば徹底的に
作り直して応募する。

 

C:自分で何度も聴き直し、さらに納得のいくできになれば
応募する。

 

 

①A
②B
③C
④どちらとも言えない

 

 

今日はここまでです。

 

 

さて、どれを選ばれたでしょうか。

 

 

 

この質問の意図は、『経過点』『着地点』をミックスした
『目的』と『手段』である方法論の違いの複合体の質問です。

 

 

また、社会で仕事をする上での成功の『確率』を上げることにも
関連しています。

 

 

さらに、この質問は何を問うているかという文章理解も重要になってきます。

 

 

 

では、解答と解説です。

 

 

質問の意図から、Aは間違いだとご理解頂けると思います。

 

 

BとC、考え方や情況によっては迷うところだと思います。

 

 

ここでの考え方は、自分なりに納得のできる歌に仕上げる
ことはもちろん大事ですが、それは個人の納得の問題。

 

 

プロとして広く市場に受け入れられるためには、数多くの
人が好ましいと思い購買意欲が高まることが望ましい。

 

 

また、プロとして活躍し続けることを着地点とするならば、
100%自分自身が納得のいく出来栄えも大事ですが、
それ以上にいくら完成度が高くても、単なる独りよがりの
曲になってしまう可能性があります。

 

 

よって、設問7.の答え:②のBが模範解答になります。

 

 

ただ、『経由点』と『着地点』のところで、
就職や結婚という立場を手に入れた上で、どういう仕事を
やりたいのか、どういう人生を共に送りたいのか、
楽しさや幸せの生き方が人生の『目的』となると話しました。

 

 

そのような意味では、
Bの考えに対して、多くの人に聴いてもらうことは、自分の
意志を抑えて大衆に迎合することになり、今後の曲作りの
モチベーションが続くのかと疑問が湧くかもしれません。

 

 

そして『着地点』を、自分なりに仕事への意味を見出し、
楽しくできるかまで考え、「そこそこ売れて、好きなことを
やり続けること」だと思っていたなら、あながちCを選んで
も間違いとは言えないと思います。

 

 

ただ、ここでは、問題設定がプロになって活躍し続ける
ありますので、プロになることが『着地点ではない』が
模範解答となります。

 

 

私たちは、経験からの思い込みでものごとを判断して、
間違った答えを出してしまうことがあります。

 

 

ものごとを正しく理解しその意図を正しく捉えるかどうかで、
導き出す答えが違って(原因と結果の法則)きます。

 

 

それは、仕事の結果だけでなく、男女、夫婦、親子関係など、
人間関係を構築することにも大きく影響してくるのです。

 

 

次回は、ものごとを成し遂げたり、幸せであり続けることに
大切な『自意識』についてお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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