2016y01m01d_144241569

 

『§自分が自分であることが幸せ』
「第18話:幸せになるための、新社会人基礎力④」

 

 

さて、今回は、「幸せになるための、新社会人基礎力①②③」
の続きの④ですが、ここがこのテーマの根幹になります。

 

 

ものごとを成し遂げたり、幸せであり続けることに大切な
『自意識』についてお話したいと思います。

 

 

『自意識』とは、その人の現在置かれた、ないしは育って
きた社会的な立場の中で、言語意識(思考)と感情、気質に
よって育んでいくものです。

 

 

簡単に言うと、過去の体験蓄積のことです。

 

 

そして、その本人が今見えている世界をどう捉えているか、
その自己の存在を理解することが『自己認識』です。

 

 

現実認識と言うと、わかりやすいですね。

 

 

 

例えば今卒業式シーズンです。卒業式が終わり、
花が咲き始めた桜並木を二人の男子が歩いているとします。

 

 

卒業後希望に胸を膨らませているAくんにとっては、
その桜の花が自分を祝福しているかのように感じます。

 

 

一方Bくんは、卒業後何も決まっていません。ちらほら咲く
桜の木全体を見て、寒々ともの悲しげに感じます。

 

 

日常でもよくあることですが、同じものを見ているのに、
その人の気持ちによっては、全然違って見えるわけです。

 

 

なぜそうなるかと言うと、自分が何気に志向していることや
こだわっていることの多くが、実を言うと個々の『自意識』
を通して見た世界観なのです。

 

 

逆に言うと、
その『自意識』さえ変われば思考もこだわりも、
意外にあっさりとくつがえってしまうということです。

 

 

さて、もうみなさんはお分かりですよね。

 

 

今、自分に見えている世界は、すべて自分自身なのです!

 

 

自分の映し鏡であり、自分の心の投影と言うことです!

 

 

それが『ものごとを成し遂げたり、幸せであり続ける』
ことの大元の捉え方である『自意識』と言うわけです。

 

 

 

しかし、経験や現状から影響されている価値基準の捉え方で
ある『自意識』を、ほとんどの人は『無自覚』です。

 

 

『無自覚』がゆえに、『自意識』から創り出される今見えて
いる世界をどう捉えているか、日頃意識なんかしていません。

 

 

その自己の存在を理解する現実認識である『自己認識』に、
私たちは焦点を当てているのです。

 

 

だから『自己認識』を変えようと、様々な方法論を使って
自分や人を変えようとしても、大元が変わっていないので
難しかったり長続きせず上手くいかないのです。

 

 

 

それを心理学的に言うと、

 

『自己認識』は『表面意識・顕在意識(現実意識)』であり、

 

『自意識』は『潜在意識・無意識』と置き換えられると、言えます。

 

 

そして、自分自身向き合うと言う言葉がありますが、

 

それは自分の経験から身に付いたものの見方や考え方
である『観念(大元の捉え方)』を知ることであり、
つまり『自意識』を見ることなのです。

 

 

私たちはこの『自意識』と『自己認識』を混同混合し、
『無自覚』がゆえに『自己認識』に焦点を合わせがちに
なるため、区別することがとても大事になってくるのです。

 

 

さて、次回はこの理解度をチェックする
設問をしたいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です