2016y01m01d_144241569

 

『§自分が自分であることが幸せ』
「第22話:新社会人基礎力の理解度チェック(総合問題)」

 

 

今回は、今までのところの総合問題として、
最後の理解度チェックの質問についてです。

 

 

「新社会人基礎力」とは言ってみれば、
「ほんとうの自分をみつける」ための原動力となる
人間の基礎をなす考え方と言っていいかもしれません。

 

 

そこで、今までお話してきたことを
総合的に理解しているかをチェックする質問です。

 

 

 

「心理学者のマズローは、
『ひとはだれでも、より高次(精神性の高い状態)の価値を
体現したいという生まれながらの欲求をもっている…』と。

 

 

また、
『人間は生まれながらに創造性や革新(方法・習慣などを
改めて新しくすること=イノベーション)をもたらす力を
備えていると言うこと』と言っています。

 

 

そのためには、長所短所の両方を肯定することによって、
先天的に備わっている能力を自らの体験をとおして、
『創造性』を生み続けることです。

 

 

『創造性』を生むことを意識することで、
ありのままの自己を尊重し受け入れる態度という
『自尊心』も育むことにもなります。

 

 

そして、そのことは『自己肯定感』を高める状態を習慣化
させていき、幸せな人生を創る行動習慣をつくるのです。

 

 

 

しかし、私たちはこの社会でよりよく生きていくために、
しつけや信念、観念、社会的通念を教えられたり教え込まれ
たりしながら、また自らの体験をとおして得た『自意識』
持つようになります。

 

 

言ってみれば、この社会で生きていくための自分のルールを
つくっていくわけです。

 

 

自分のルールとは、自分の価値や存在を推し量る役目をする
ものですが、このルールは人それぞれが持っているため、
信頼のおける家族であってもぶつかり合うと言うわけです。

 

 

この自分のルールと他者のルールがぶつかりあった感情を
関わりの中で整合することが、人間を大きく成長させていく
のです。

 

 

 

この感情は、いい感情もあれば嫌な感情もあります。

 

 

それらの感情は、自分のルールである『自意識』という心に
蓄積されていくのですが、日頃私たちは『自意識』について
『無自覚』になっているのです。

 

 

そのため、私たちは普通目の前にあることを事実として捉え
『自己認識』しますから、それが今起こったことによる感情
なのか、過去の体験から蓄積された『自意識』から湧き起っ
た感情かを区別することができなくなってしまいます。

 

 

そうして混乱した意識は、心に不安や心配といった負の感情
を蓄積していくことになり、自己否定感を生んでいきます。

 

 

自己否定感そのものには、害はありません。害になるのは、
「自分はダメだ、人より劣っている、最低な人間だ」と思う
ことで、その度合が否定的な観念をつくることになるのです。

 

 

『自意識』と『自己認識』は違うものであることを理解し、
区別することが混乱を避けることになります。

 

 

そして、自分のルールである間違って思い込んでいる
『自意識』があれば、それを認めて訂正すればいいのです。

 

 

 

そのような人間の成長する中で、私たち誰もが、
この社会でよりよく生きていきたいと思っています。

 

 

よりよく生きていきたいと思うことは、前向きな姿勢を生む
わけですが、そこには「あれをしたい、これをしたい」と、
そこに大小様々な『目標』が浮かんだりします。

 

 

この『目標』を達成する真の『目的』は「自分のため人の
ためへの喜びや幸せ」を感じたいから、そうしたいと思った
はずです。

 

 

でも、この思いを達成するために行動に移していくと、
「自分のため人のためへの喜びや幸せ」が「あれをすること、
これをすること」に真の『目的』が変わってしまうのです。

 

 

「自分のため人のためへの喜びや幸せ」が真の『目的』で
あって、「あれをすること、これをすること」は、
真の『目的』を達成するための『手段』でしかないのです。

 

 

この『目的と手段』を理解しておかないと、
最後に手入れた喜びや幸せの結果が違ってくるのです。

 

 

では、この『目的』をより達成するための方法があると
すると、それは『成功の確率』を上げることです。

 

 

『成功の確率』を上げるということですから、
当然ながら失敗する確率もあるわけです。

 

 

ですから、その『成功の確率』を上げるためには、
「人生においてこれをすれば必ず成功する」というものは
ないがゆえに、人は努力をし続けるしか答えはないのです。

 

 

そして、その『成功の確率』を上げるためには、
漠然とした感覚的な方法よりも、理路整然とした論理的
整合性のある方法の方が『成功の確率』が上がるという
わけです。

 

 

このように『成功の確率』が上がると、この社会でよりよく
生きたいという『人生の確率』も上がるということです。

 

 

それが、冒頭にも言いました心理学者のマズローの、
「人間は生まれながらに創造性や革新(方法・習慣などを
改めて新しくすること=イノベーション)をもたらす力を
備えていると言うこと」

 

 

つまり、
『ほんとうの自分をみつける』ことにつながるのです。」

 

 

 

質問.「この文章はすべて正しいでしょうか」

 

 

①はい ②いいえ

 

 

模範解答:

 

「人生や生き方の答えは、個人によって様々です。

 

どの方法が正しいということはありません。ここでは、
①、②どちらかを選ぶことによって、考える機会になり、
これからの生きる参考になれば幸いです。」

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です