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『§自分が自分であることが幸せ』
「第21話:幸せになるための、新社会人基礎力⑥」

 

 

今回は「幸せになるための、新社会人基礎力①②③④⑤」の
続きの⑥です。

 

 

先天的に備わっている創造性を“とことん信じること”が
大事と言う、『自己肯定』についてお話したいと思います。

 

 

人間はコインの裏と表があるように、長所と短所の両方が
あってひとりの人間だと言われたりします。

 

 

自分の強みや弱みを知るために、紙を半分に折って、
その左側に長所、右側に短所を書いてもらうと、多くの人が
右側の短所をたくさん書く傾向にあります。

 

 

それだけひとは、自己肯定よりも自己否定の方を強く持って
いるのかもしれません。

 

 

自己肯定の意味は、自分自身の存在を長所だけではなく、
短所も含めて肯定することです。

 

 

「自分は大切な存在だ」「自分はかけがえのない存在だ」
と思える『自尊心』を育む心の状態を創ることです。

 

 

そして、自己肯定感とは、自分は生きる価値がある、
誰かに必要とされていると、自らの価値や存在意義を
肯定できる感情のことなのです。

 

 

つまり、自分の良いところも悪いところも含めて肯定できる、
前向きな感情のことなのです。

 

 

 

しかし、多く私たちは、短所がいけないことのように思い、
臭いものに蓋をするかのように隠そうとします。

 

 

ひとというのは面白いもので、隠そうとすればするほど、
その短所が目立ってしまうものです。

 

 

そして、その短所である否定的な感情を味わいたくないと
言わんばかりに、金メッキの鎧を身につけようとします。

 

 

よく言う自分の身の丈以上に、背伸びをする状態ですね。

 

 

先ほども言いましたが、ひとは長所と短所の両方があって、
ひとりの人間なのです。

 

 

背伸びをする状態を続けていると、逆に否定的な自分を
自分自身の意識の中で強調することになるのです。

 

 

例えると、下着に穴があいているとします。その上に服を
着て隠れているにも関わらず、だれかにその穴のあいた
下着を見られているような気分になるのと似ています。

 

 

 

まず、自己肯定とは、自分自身の存在を長所だけではなく、
短所も含めて肯定することだと、理解することがとても
大事になってきます。

 

 

この考えをしっかり理解していないと、たとえ一時的に
自己肯定感が高まったと思えても、なかなか前向きな感情が
長続きしないのです。

 

 

だからひとは、なかなか内に目を向けられずに、外にばかり
喜びや楽しさを求めてしまうのです。

 

 

自分自身を奮い立たせる原動力となる動機づけや自発性、
主体性、自分が人生(運命)の決定者であり主人公という
責任ある自律的な発想は、ここから生まれ育まれるのです。

 

 

ここまで、『自己肯定』についてお話してきましたが、
ここからが、先天的に備わっている創造性を“とことん
信じること”が大事と言うお話です。

 

 

前回の“創造性”のところで心理学者のマズローは、
「ひとはだれでも、より高次(精神性の高い状態)の
価値を体現したいという生まれながらの欲求をもっている…」
と言うお話をしました。

 

 

この「より高次(精神性の高い状態)の欲求」とは、
外的なものではなく、内的な心を充たしたいという欲求
のことです。

 

 

その「より高次(精神性の高い状態)の欲求」は、
長所も短所も含めて肯定する“自己肯定感を高める”こと
によって育まれるのです。

 

 

また、前回投げかけたマズローの言う
『ひとはなぜ創造し革新しようとしないのか』
問い掛けがありました。

 

 

その創造性を再び呼び起こし活用するための方法は、
“自己肯定感を高める”ことなのです。

 

 

ですから、創造性は、自己を肯定し高めることによって、
先天的に備わっている能力を自らの体験をとおして、
“とことん信じること”によって創り出されるのです。

 

 

そして、“とことん自分を信じること”によって、
ありのままの自己を尊重し受け入れる態度という
『自尊心』を育むことになのです。

 

 

“自己肯定感を高める”真の目的は、
“自尊心”を育むことであり、それが“創造性”を生み、

 

マズローのいう『自己実現』=『ほんとうになりたい自分を
創る』ことなのです。

 

マズロー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これがブログのテーマ『ほんとうの自分のみつけ方』の
定義と言っていいでしょう。

 

 

次回は、今までのところの総合問題として、
最後の理解度チェックをする質問についてお話します。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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