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『§まっすぐに生きるのが一番』
「第3話:本当は自分らしくなんて思わなくていい」

 

 

前回は、
『まっすぐに』『正直に、素直に』『自分らしく』
生きづらい理由について、その言葉に思い込んでいる
気持ち(意味づけ)に原因があるお話しました。

 

 

今回は、
『まっすぐに』『正直に、素直に』『自分らしく』
生きるための答え探しのお話をしたいと思います。

 

 

 

まず、今日の題名にあるように、
自分らしくなんて思わなくていいんです。

 

 

そう思うことが、私たちを苦しめるのです。

 

 

それよりも、逆説的な言い方もしれませんが、
でもこの考え方はとても大切なんです。

 

 

それは、私たちは、すでに自分らしいのです。

 

 

今のありのままの自分が、あなたらしいのです。

 

 

あなた自身以外に、あなたはこの世に存在しないのです。

 

 

あなたが今、この瞬間にいることが、
まぎれもなくあなたであり、あなた自身なのです。

 

 

あなたが今この瞬間にここに生きている事実が、
あなたが今この瞬間にここに存在しているのです。

 

 

これが、あなたが存在している理由です。

 

 

 

でも、多く私たちは本当の意味で、
自分自身にほとんど目を向けません。

 

 

「ああなったらいいな」
「こうなったらいいな」と、

 

 

今の自分自身を肯定せずに、
自分自身以外の自分になろうとするのです。

 

 

それが私たちの多くが思う、
「自分らしくなりたい」ということなのです。

 

 

自己肯定の意味は、自分の良いところも悪いところも
含めて肯定できる、前向きな感情のことです。

 

 

 

もっと自分らしくなりたい、
自分らしく生きたいと思うことはいいことです。

 

 

でも、漠然とした気持ちで、
漠然と自分らしさを求めるから、
私たちはどこに向かえばいいのかわからず、

 

結果的にそうなれない自分をつくりだし、
そして落胆し、自分を責めて苦しめてしまうのです。

 

だから、
「もう自分らしくなんて思わなくていい」のです。

 

 

その代りに自分自身に問い掛けることは、
「どうしたら望む方向に、自分を変えられるか」です。

 

 

この言葉に抵抗感を覚える度合だけ、
私たちは自分自身を肯定できていないのです。

 

 

いい自分も嫌な自分も含めて、
自分なんだと思えていないのです。

 

 

いい自分も嫌な自分も含めて、
自分なんだと思えること、
それが「ありのままの自分」なんです。

 

 

 

数年前、京都の鈴虫寺(正式名称は妙徳山華厳寺)に
行った時、和尚の説法(漫談?落語?)でこんなことを
言っていました。

 

 

「無理して自分を繕わず、自分の気持ちに正直になる。
どんな自分もありのままで受け止める事が大事。

 

 

ありのままの自分で居ること。
それは平常心のことであると。」

 

 

『まっすぐに』『正直に、素直に』『自分らしく』
生きるための答え探し、

 

 

まずは、
自分らしくなんて思わなくていいこと。

 

どんな自分もありのままで受け止めること。

 

いい自分も嫌な自分もあって、私なのです。

 

 

なぜなら、
コインは表と裏があって一枚のコインであるように、
人間もいいところも嫌なところがあって一人の人間なのですから。

 

 

次回は、この自分らしくと同じように、
「変わろうと思わなくていい」というお話をしたいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
 

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