「言葉通りに変えれない心のカラクリ(後半)」
『§まっすぐに生きるのが一番』
「第6話:言葉通りに変えれない心のカラクリ(後半)」
前回は、自分を変えたいと思っていても、
実は心の中で「今すぐ自分を変えたいと思っていない」
というお話しました。
今回は、さらに言葉に対する観念が、
どのように私たちの心に影響するかについて
お話したいと思います。
私たちは生まれてから今まで、
様々なことを体験してきました。
それはいいことばかりではなく、
嫌なことや辛いこともありました。
そして、いいことはすぐさま過ぎ去り、
嫌なことや辛いことはなかなか心から
消えてくれなかったりします。
そんな中で、私たちは心の平安を求めます。
その心の平安を手に入れた時、
私たちは心に安住の地を築きます。
誰にも邪魔されない、
自分だけの安住の地を。
私たちは心に安住の地を手に入れると、
大きく二つのタイプに分かれます。
一つは、人の出入りが可能な開放的で、
垣根の低い安住のすみかです。
もう一つは、戸を閉ざした人の出入りが
できない高い塀で覆われた安住のすみかです。
私たちの心も、家と世間を切り離してしまうと、
私たちの心を動かすものは少なくなり、
自分に都合のいい安住の世界を作ってしまうのです。
そして、その安住の世界に長く居続ける度合だけ、
私たちはその安住に害を及ぼさない範囲の中で
生き続けるのです。
私たちが、その安住の中で生活をしていると、
特に命に関わるようなことがなければ、
わざわざ今の生活を変えようとする気など
湧かないものです。
しかし、そんな情況の中に長くいると、
どこかで退屈になってくるのかふと今の情況を
変えてみたいという気持ちが起こったりします。
特に今の情況を変えないといけないわけではないの
だけれども、変えれるなら変えてみてもいいかなと
思ってみたりします。
そして、いざ変える情況に直面した時に、
私たちは心に負が掛かる度合だけ、恐れを抱くのです。
『恐れ』です。
私たちはその恐れを感じる度合だけ、
今まで住んでいた心の安住を脅かされるほどに、
恐怖を感じるのです。
そうして私たちは、特に今の情況を変えないといけない
わけではないのだからと、自分を納得させるのです。
それでも情況を変えることを選択するとき、
私たちはそれほど心に負荷が掛らなくて、
しかも今の心の安住も保障されるならと思うわけです。
それはまるでこまなし自転車の練習をしている時に、
「後ろで持っててよ!ぜったい離さんとってよ!」
と、言っている感じかもしれません。
私たちは、特に今の情況を変えないといけない
わけではないと、表面的に思うその奥に、
実は、今の自分の情況を変えることを
心の奥底で『恐い』と思っている自分がいるのです。
このことを理解することが、
この『恐さ』を乗越えて自分を大きく変える
一歩になるのです。
私たちは、なにかをするときやあったときには、
理解することを求めます。
理解すると、私たちは次が見えてくるのです。
それは裏を返せば、
私たちは今までたくさん知恵を得て来たから、
子供のように好奇心だけでは前に進むのではなく、
理解して進むとまた生きた知恵を残すことができるのです。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
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