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『§まっすぐに生きるのが一番』
「第5話:思い通りに変えれない心のカラクリ(前半)」

 

 

前回、前々回と、
「自分らしく思わなくてもいい」
「変わりたいなんて思わなくていい」と言う
お話をしました。

 

 

そして、「自分らしくなりたい」「変わりたい」
と思う問い掛けの代わりに、有効な
自分自身への問い掛けは、

 

 

「どうしたら望む方向に、変えれるか」という
お話をしました。

 

 

今回は、とは言うものの、
言葉通りに変えれないのが現実。

 

 

その変えれない心のカラクリについて、
お話したいと思います。

 

 

 

再度、もう一度確認の意味で、
「変わる」と「変える」、

 

 

人は「変わる」と言う言葉には、
周りや環境によって気づいたら変わっている
という意味あいでよく使っています。

 

 

「変える」は、
自分の意志で何かを変えるという意味が
本来の言葉の持つ意味です。

 

 

そして多く私たちは、
この「変わる」と「変える」を混同して、
使っているのです。

 

 

まず、この「変わる」と「変える」が持つ
自分への印象が違うことに気づいてください。

 

 

先日も、人間関係で生きていくのも辛いところまで、
追い込まれていという相談がありました。

 

 

会うと顔には覇気がなく、能面のように表情も乏しく、
笑顔も感情がともなわないものでした。

 

 

話を聞きながら問題点を抽出していくのですが、
聞いてもらいたいだけやまだ気力が残っている場合には、
アドバイス的な言葉で前向きに変わっていきます。

 

 

しかし、心底疲れ、生きていくもの辛いと
追い込まれている状態では、その言葉はぬかに釘です。

 

 

そんなとき私は、
このように聞くようにしています。

 

 

「ほんとうに今の現状を変えたい?」と、
自分の意志で今の現状を変えたいかを問います。

 

 

先ほどぬかに釘と言いましたが、
自分自身と向き合って変わろうとしないと、
自分を変えることができないからです。

 

 

なぜなら、自分への気づきが、
自分を変えるからです。

 

 

今回の相談でも、
実際に話を聞いていると改善策が浮かんで来ます。

 

 

でも、自分で変えたいと決めていない状態で
その言葉を投げかけても、頭では理解してもらえますが、
心に落ちていないのがよくわかります。

 

 

ですから、自分の意志で自分を変えたいと
思ってもらうことが、とても大切になってきます。

 

 

よく耳にする、「変わりたい、自分を変えたい」と
思っていても(混同して使っている)、
上手く自分を変えれないのは、

 

 

心のどこかで「できれば変われればいいけど・・・」
思っている自分がいて、

 

 

「正直言うと今すぐ変わらなければならない状況でも、
そんなに切羽詰まってるわけでもないし・・・」という
自分がいるからなのです。

 

 

例えば友人から、

 

「本気でダイエットしたいって言ってたから、
今なら格安だからライ○ップ申し込んでおいたよ」と
言われて、『余計なお世話を!』と思うようなものです。

 

 

まずは、自分を変えたいならば、
『自分の意志で変える』ということを理解することが、
自分を変える大きな一歩となるのです。

 

 

次回は、さらに言葉に対する観念が、
どのように心に影響するかについてお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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