8月18日 『婚活についての手記』

「幸せをつかむ婚活:感謝し合える関係 前半」

 

前回の終戦記念日には、心の戦争を終えるお話をしました。

そのためには、二人の目的・方向性(ビジョン)を知った上で、

対話をすることが大切であると。

 

今日は、お互いがさらなる実りある対話をするために、

日頃から心掛けたい感謝の習慣のお話をしたいと思います。

 

これからお話するのは、この感謝することの大切さを学んだ、

10年以上前にお付き合いしていた彼女とのお話です。

 

 

彼女はとても仕事が多忙で、休みもあってないようなものでした。

そんな合間を縫ってのデートを重ねていました。

 

こんなときの楽しみと言えば、仕事終わりに美味しいものを食べること。

よく外食もし、百貨店の食料品売り場のお惣菜もよく利用したものです。

彼女に時間の余裕ができたときには、料理をしてくれたこともありました。

 

 

あるとき、私は彼女の家で食事をし終わったとき、

「食べた食器の後片付けをしてあげるからテレビでも見とき」

「ほんとに、いいの~」と彼女は嬉しそうでした。

 

私は食器を洗うためにキッチンに立ち、

彼女にはテーブルで座ったままテレビを観てるようにいいました。

 

私が洗いものをしはじめると、

彼女は気になるのかこちらをチラチラと見ては微笑んでいました。

私は、彼女にテレビに集中して観ていたらいいと、

彼女にテレビの方に向くように促しました。

 

しばらくして、彼女はテレビの番組に引き込まれたのか、

ときより笑い声を上げて楽しんでいました。

私は、そんな彼女のリラックスしている姿をみていると微笑ましくなり、

洗いものをする手にも力が入ったのでした。

 

でも、だんだん彼女が楽しんでる笑い声を聞いていると、

なぜか「イラッ」とする自分がいたのです。

そして、彼女がテレビに夢中になって笑っている姿を見るたびに、

だんだん腹が立ってきたのです。

 

私は、イライラを持ったまますべての洗いものを終えると、彼女に言いました。

「終わったで」と。

しかし、彼女はテレビに夢中なっていて、

私の言葉が聞こえなかったようで、テレビを観たまま笑っていました。

 

私は、今度は聞こえるように「終わったで!」と言うと、

今度は私の声に気づいて彼女はキッチンを見て「うん」とだけ言って、

またテレビの方に向き直って笑っていたのです。

 

私は『それだけ!それだけなん!』と、心で思っているところに、

彼女の笑う声を聞いてさらにムカムカして腹立たしくなってきたのです。

 

私は怒りを言葉に出さず、彼女に向き合うように座りました。

私は、彼女が横を見て笑いながらテレビを観ている姿をみると、

ますます腹が立ってきました。

 

そして、私はその怒りを飲みこみ、心に誓うようにこう思ったのでした。

『二度と洗いものなんかしてやらないからな!!』と。

 

 

彼女がテレビを観ている間、私はテレビの内容がまったく入って来ず、

彼女が楽しそうに笑っている姿を、私は腹立たしく見ていました。

 

そんな私の怒りを察したのか彼女は私の顔をみて、

「どうしたん?」と聞くので、 私は、

「べつに」と無愛想にいいました。

 

彼女は、キッチンに何か理由があるのかと思ったのか振り返り、

そこになにもないことを確認して私の顔を見たので、

私はわざと面白くないテレビに顔を向けたのでした。

 

なにやら感情のボタンの掛け違いの気配が…、続きは次回8月20日(火)です。

 

 

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