気づきの宝箱:「げんかつぎ」

 

私たちは、何かしらの「げんかつぎ」をしているのだろうか。

その人にとってのなにか「げんかつぎ」があるのだろうか。

 

昔、仕事で上司との人間関係に苦しんだことがあった。

そんなとき、「相手の価値をみてつながる」 ということを聞いたりしたのだが、

そのときは、なるほどと思ってみたものの、

 

いざ現実に向き合うと、

「価値をみてつながる」の

この「つながる」の意味、感覚がよくわからない。

 

そんなことを思ってみて、

上司を目の前にしたら、 そんなことも吹っ飛んでしまうのである。

そして、「価値をみる」ことすら嫌なのである(笑)

 

こんなとき、藁をもすがる思いで あるワークショップに参加した。

『感謝の日記帳』を教えていただいた先生である。

 

その先生から、 『今日という日を祝福します。

今日は私にどんな気づきを もたらしてくれるのだろう』という言葉を、

職場に向かう通勤途上に、 何度も心のなかで、

お経のように唱えることを勧められた。

 

これも一種の「げんかつぎ」かもしれない。

 

 

現実は待ったなしなので、 さっそく次の日の月曜日からやってみた。

 

なにもいいことがおこらなかったし、 なにも変わることはなかった。

この言葉に何の意味がるのだろうか、と。

その前に、職場に着くと、 そんなことは吹っ飛んでいる。

 

それでも、毎朝そんな言葉を暇つぶしぐらいに、

心でつぶやきながら、通勤していた。

 

ある時、ほんとうにささいなことで、

そこになにか自分への気づき、 「あっ、そっか!」と思った。

 

すると、ふとそれに気づいたとき、

「これが今日の気づきか」となぜか思った。

 

そんなことがあると、

今日どんな気づきがあるのかと、 毎朝今日が楽しみになりだし、

でも職場にいくと、 また吹っ飛んだり、

なにか変わったわけではないのだが、

 

そんな気づきを意識しだすと、

不思議と心に余裕ができたのか、 なにか流れを作ったのか、

「相手の価値をみてつながる」ことも腑に落ちた。

 

「げんをかつぐ」

ここには、そう思うことに対する 期待感も入ってくるが、

 

「自分を強く信じる心」を育むには、

人生を歩む強力な武器になるかもしれない。

 

人には、どんな「げんかつぎ」があるのだろ。

 

毎朝、左足から靴下を履くことかもしれない。

そして、動作からだけでなく、

心にもてる「げん」があれば、

もっと、人は強くなれるのかもしれない。

 

なぜなら、大好きなあの子、彼氏、彼女、子供、夫、妻など

心に思い描いたら、そこにものすごいパワーが湧いてくるのだから。

 

ということは、

「げん」「愛」を感じれるものであれば最強じゃん!

 

そして、

心に「愛」があふれるような 言葉、思いがたくさんあれば、

人はもっと、人や環境に影響されない、

『自分らしい』と思える自分でいられるのかもしれない。。。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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