◆心の底から自分らしく生きるメソッド（実践編）◆
「光曉和尚の愛と心のセラピー物語」
～私、自分らしく人生を生きます～
§ 人生を生きる原動力
前回、和尚は『感謝の日記帳』をする意味を明確にしながら、なぜそれをする必要があるのか、その核心に迫ったのだった。
和尚は大きく息を吸い込み、そして、次のように言葉を発した。
「はっきりいいます。今の世の中は、おかしくなっています。大切な心を失ってきています。それは、ときに驚くほど自分勝手な振る舞いに。
その最たるものが、『感謝と言うありがたみの欠如』なのです。
あらゆるものごとの根底の価値観は、『感謝』から派生しています。
『思いやり』も『優しさ』も『つながり』『友情』『愛情』『豊かさ』『幸せ』など、どれをとってもそこには『感謝』する気持ちにつながっていきます。
究極的には、『愛』と『怖れ』の二つの価値観から派生し、すべてのものごとが成り立っているとも言われています。
だから、この今の物質的価値観になれてしまって、『感謝と言うありがたみ』を忘れがちになっている私たち一人ひとりが、この感謝という意識を、体の感覚、感性、自分を律する心を取り戻していく必要があるのです。
そうすることは、自然と波動の高いポジティブなエネルギーの源をつくることになるのです。
取り戻していくということは、瑞枝さん、有里さん、誠くん。私たちは本来、みなさんはまだその波動の高いポジティブなエネルギーのイメージが、湧きにくいかもしれませんが、実はみんなが本来持っているものであり、持っていたものであり、その体験をしているものなんですよ。信じますか？
この状態は、なにかとよく似ているのですが、なんだと思いますか？瑞枝さん、有里さん、誠くん。
実は、赤ちゃんや小さな子供が持っているあのエネルギーと同じだと言えるんです。ちょっと、赤ちゃんや小さな子供を思い出してみてください。あの無邪気で、天真爛漫で、純粋無垢な赤ちゃんや小さな子供たちを。
本来私たちは、その高い波動のエネルギーを持っていたのです。だから、思い出す、取り戻すわけです。
今の世の中を形作っている、私たち成人した大人に求められているのは、
今まで生きてきて培ってきた理性（ネガティブ・ポジティブを含めた、体験、経験、学び、気づき、教訓、哲学など）を持った自分と、
もう一度、本来のその波動の高いポジティブなエネルギーとが溶けあうような新しい形に融合することが、この時代に、そしてこれからの時代に求められているのです。
それが、相反する考え方の短所を補いながら、双方の価値を理解して、相反するものごとのいいところを取り込み、どう上手く生きていくかと私が言う、『物質性の現実と精神性の現実』との統合につながるのです。
それは、このおかしくなっていく世の中に歯止めを掛け、世の中の価値観を統合していくことにもなり、この『感謝』の状態、高い波動をベースに、
私たち一人ひとりが、これからの時代をどう生きるかを念頭に置いた生き方・生活をすることなのです。その一助になる方法が、このメソッドなのです。
なにも特別なことは一切ありません。私の話が世の中全体の話になっていますけれども、この時代、世の中という大局を見る目を持つことは大切であり、そこから今の自分のいる生活を捉える意識を持っておかないと、目先のことに捉われてしまいます。
そうならないために、視野を広く持った意識を養うのも『感謝と言うありがたみ』を身に付けると可能にしてくれます。それだけ『感謝』というのは奥深いのです。
この時代を生きるのは、私たち一人ひとりです。この世の中を変えるのも、私たち一人ひとりの力です。
現実として、私たちは多くのものごとに影響されながら、問題等も抱えながら生きています。そして、まずは日々を生きなければなりません。
ですから、まずはこの現実の生活の中で、みなさんが思っている幸せになること、幸せな状態をベースにした波動の高い状態を取り戻すことがその一歩なのです。
シンプルに言うと、これからの人生を生きる原動力となる源を取り戻すだけなのです。それをこのメソッドでぜひ体験してみてください。
そのためにも、日々自分の生活の基盤をつくり続けるためにも『感謝の日記帳』を使えるように、是非自分のものにして帰って使っていってください。
さて、説明はこれぐらいにして、次に実際に日々の中で、それをやっていけるようにする実習をしたいと思います」
つづく
次回明日１０月１４日（月）は、感謝の効果的な実習、
物語メソッド実践編：「ありがとうの意識を広げる」をお話します。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。 心より感謝いたします☆
※この物語は、実話にもとづいたフィクションであり、登場する人物など、実在のものとはいっさい関係がありません。
