20140414やる気

 

 

やる気にさせる必要はない!(第③話)

 

 

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

前回、『子供をやる気にさせようとして、困っていませんか?』
という質問をし、そこに見えてくることがあるという、お話をしました。

 

 

それはなにかと言いますと、マインドも体も心も忙しいということです。

 

 

そんなときと言うのは、時間に追われ生活に追われ、朝起きてからずっと
急かされているようになってしまいます。

 

 

そんなときには、言わずと知れず、心に余裕がなくなってしまいます。

 

 

私たちは、この心に余裕がなくなってくると、
疲労度も高まりやすくなるのをご存知でしょうか。

 

 

医学的に証明しなくとも、心に余裕のない状態というのは、
“テンパる”ということからもわかるように、緊張感やストレスが
高まっている状態なのです。

 

 

そんな状態になってくると、まるで誰かに監視されているかのように、
なにかをさせられている感じになり、気分がいいわけがありません。

 

 

そんなときに、蜂の巣をつつく様な天敵が現れます。

 

 

その天敵は、ソファーに寄り掛かりながら、
リラクッスムードでゲームをしているのです。

 

 

そのゲームをしていることよりも、余裕しゃくしゃくな態度に反応して、
ついつい急襲してしまうのです。

 

 

「宿題やったの?」
「あとで」
「あとでって、いつするの?」
「ゲーム終わってから」
「ゲームばっかりしないで、さっさと宿題しないさい!」

 

 

そして、後味の悪さを感じつつ、また眉間にしわを寄せて、
やっと一息ついてお風呂上りに鏡を見ながら、

 

 

「あらやだ、顔がきつくなってきたかしら。気のせい?」と、
鏡と会話しながら、また明日の戦闘準備のために就寝するのです。

 

 

余裕がなくなると、余裕がない自分を刺激され、
「こんなに私は忙しくやっているのに!」と腹ただしくなり、
感情の悪循環というストレスを引き起こしていくのです。

 

 

さらに、この余裕のなさが、相手を管理し、
さらにはコントロールしようとするのです。

 

 

そのことについては、次回にお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただきありがとうございます。
 

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