20140414やる気

 

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

あるお母さんが、
『HappyLuckyMe♪』を言うことによって、
『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻した』
心理学的な解説も加えた、その場限りの方法論ではなく、
日々のプロセスを重視して物語にしたお話です。

 

 

題:『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻す』
第30話:「親離れ子離れできない親子」

 

 

前回和尚は、心理学的にみて『子育ては子離れ』させることを、
躊躇させてしまう理由について話をした。

 

 

さらに『親と子の子離れ親離れできない』ことについて、
話をしたのだった。

 

 

「親と子の子離れ親離れできないという話を聞いたりすると思うのですが、
心理学的にみると、特に子供の世話を焼くことの多いお母さんは、
それだけ子供と接する時間が長くありますよね。

 

 

そして、毎日がバタバタと忙しくしていると、表面的な日常とは裏腹に、

 

 

無意識の心の根底では、

 

 

『私が頑張らないといけない、子供を育てるのは親の義務、
なのにこれだけ毎日頑張っているのに、いつも私ばかりに押し付けて。
やってあげることが当たり前、誰も優しい言葉も思いやりも感謝も労い
の言葉もない。

 

 

私の人生は子育てが仕事?子育てに時間を取られて、
自分の自由な時間もない、子育て以外に楽しみを持てる時間もなく、
自分を生きているような感じもしない・・・』

 

 

そんな気持になっていることがあるんです。

 

 

その様々な感情の行き着くところって、どこか知ってます?

 

 

『結局は自分が頑張らないと、誰も助けてくれない』

 

 

という、寂しさや孤独の感情につながっていくんです。

 

 

余談ですが、これって、けっこう会社の経営者も似た気持ちを、
心の奥底で思っているもんなんですよ。

 

『経営者が孤独とよく言われるゆえんです』

 

 

お母さんがそんな気持ちになると、まだまだ未熟で幼い子供を見ていると、
強がらなければならない自分の裏側の気持ちを、無意識に子供に感じて
(投影して)しまって、子供を自分であるかのように扱ってしまうことが
よくあるんです。

 

 

心の根底の無意識の部分ですから、そんな感情には気づくことは
ありませんから、私たちの顕在する意識(日頃の思考状態)では、
『親として子供への責任』と思いながらも、やっている動機は、
心の根底にある感情からの行動や振る舞いをしてしまうんです。

 

 

これは、『目に見ない心の観念』といって、
その観念が動機となり、自分自身を創っていってしまうんです。

 

 

この状態になると、お母さんは子供の感情と自分の感情とを
混同して同化してしまいます。

 

 

そうなると、本来お母さんと子供の人生は別々のものであるにも
関わらず、親はまだまだ未熟な子供の気持ちを自分事のように感じて
しまい、世話を焼いたり手助けしたくなりますから、結果的に癒着
(依存)しあって子離れできなくなってしまうんです。

 

 

また、同時に子供も、いつまで未熟な子供扱いをされることが
当たり前になってきますから、親を頼る方が自分で考えるより
らくになり、親離れできなくなるというわけなんです。

 

 

でも、お母さん、心配はご無用です。

 

 

実はこの親子の関係は、30年前の頃(1985年頃)にも
言われていたことなので、いつの時代も、特別気に留めることも
ない気が、一応はしているんですがね・・・」

 

 

そう言って、和尚は核心を言うように、続きの話をしたのでした。

 

 

次回、「社会に自立できない子供」につづく。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

『Happy Lucky Me♪』の
詳しいやり方はここをクリックしてください。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です