「子供にやる気(体験談編):子供が流されやすい時代」
“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の 前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。
あるお母さんが、 『HappyLuckyMe♪』を言うことによって、 『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻した』 心理学的な解説も加えた、その場限りの方法論ではなく、 日々のプロセスを重視して物語にしたお話です。
題:『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻す』 第33話:「子供が流されやすい時代」
和尚はこのお母さんに、子供が親と家で共同生活をしながらも、
子供が別の生活をしている“下宿人”と言うあるお母さんの話をしました。
今回、子供を取り巻く社会がどうなっているのか、親御さん自身が、
考えていかないといけない時代になってきた、そんなお話したいと
思います。
「子供を取り巻く社会を考えたとき、今はとても子供が流されやすい
時代になってきたと思うのです。
一番目に付きやすいところと言えば、インターネットの普及によって、
パソコンやスマートフォンからの情報、TVをみても情報番組がとても
多いですよね。
その情報の多さに、情報過多とも言われ、私たちはその情報をどう
選択していくか、その選択する能力が必要となってくるなんてことも
言われていますよね。
私たちは、日々本当に多くの情報を見聞きしながら過ごしています。
それは、子供も同じですよね。
でね、お母さん。大事なのは、本来情報とは、自分が必要と思って
取りに行くもんだと思うんです。
今、インターネットの発明により、より早くて便利に情報を手に入れる
ことができるようになりました。
これは、画期的な情報を得る手段になりました。
それでね、不便さを知っている大人にとっては、情報は必要と思って
取りにいく手段になっていると思うんです。
でも、情報に埋もれてしまうと、情報を取りに行くという発想ではなくて、
情報は当たり前にそこにあるものという発想で、情報を得ようとしてしま
うのです。
簡単に言うと、たまにお寿司を食べに行こうとすると、
なにを食べようかとあれこれ考えながら、お寿司を選びますよね。
それが、毎日そこで働き、そこで毎日お寿司を食べたり見ていたら、
そこまであれこれ考えずにお寿司を食べることが、当たり前になって
しまうと言うことです。
私たちは、お寿司屋を他の和洋食のお店と比べて主体的に
チョイスして食べに行きますが、
これだけ情報が多い中で生活するということは、情報社会という
このお寿司屋の中で暮らしているようなもので、脳(意識)は
あれこれ考えない当たり前の状態になっているんです。
そうなるとどうなるか、ということなんですが、私たちは、
あれこれ考えて食べることをしなくなり、食べたいから食べる
という脳(意識)になっていくんです。
それはなにを意味するかと言うと、自分の欲求から選び、
考えることをしなくなると、自律心(=自分を律する人としての考え・
思想・哲学など)が芽生えず、周りに流されてしまうんです。
今の日本は、戦争など生命の危機にさらされることがありませんのから、
それはそれは、人さまに迷惑を掛けなければと、自分本位の考え方の中
で生活できるんです。
それが、今の子供たちを取り巻く社会であり、子供が自ら考えて
なにかをする自発性を養っていかないと、
言われたことをやっていく受身的な考えでは、これからの社会の
中ではますます流されていき、大人になってから自ら主体的に
選択した生き方をしようとしても、なかなか難しくなってしまうんです。
その子供が社会に出て働こうとするとき、社会の働き口は
どうなっているのか、心配になってきますよね。そのお話も
しておきたいと思います」
そう言って、和尚は続きを話したのだった。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
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