“こどものこころアドバイザー（心理セラピスト）”の
前中 光曉（まえなか こうぎょう）です。
あるお母さんが、
『ＨａｐｐｙＬｕｃｋｙＭｅ♪』を言うことによって、
『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻した』
心理学的な解説も加えた、その場限りの方法論ではなく、
日々のプロセスを重視して物語にしたお話です。
題：『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻す』
第４９話：本来の自分らしく生きる目的とは」
和尚は、お母さんと（この「子供にやる気（体験談編）」）話をしてきて、
“ここがとても大事”だといって、つづきを話したのだった。
「お母さん、何度も言うようですが、今の時代は混沌としてストレスを
感じやすい社会であり、情報も過多と言われ、また自分の欲を刺激する
ものごとで溢れ、とても気持ちが流されやすい時代です。
これからのそんな時代を生きるためには、
『自分軸がぶれない自分らしい自然体な状態』と言う、
自分に“ＯＫ”と自己肯定感が高くなっている状態を、
意図的に自分の『意志』でつくることであり、ポジティブな
脳内ホルモンが分泌されている状態をつくることでもあるのです。
自己肯定感が高くなっている状態は、日々心配事や不安という
ネガティブな自分でいても、一時的に自分自身の外に楽しい
心を満たすことで得ることはできます。
けれども、以前お話したやる気の脳内ホルモンドーパミンは、
長続きしないので、また時間が経てばネガティブな自分の状態に
戻ってしまい、いつまでたっても『ぶれない自分軸』をつくれないのです。
そして、『ぶれない自分軸』をつくることによって、人として生きる
大切な道徳や理性、思想、哲学、価値観といった思考（役に立つ観念）に
よる、『自分の人生を創る自分を律する心』が大切になってくるのです。
『本来の自分らしく生きる』とは、『心に余裕を感じる生き方』なのです。
そんな心の状態だからこそ、様々なものごとへ関心が向き、
そこで体験する『ありがたみ』に触れ、また『気づき』、
人は自然と『感謝』の念が湧いてくるのです。
実は、『感謝』とは『愛』の体現のことなんです。
つまり、身を持って『愛』を具体的な形であらわしたものが、
『感謝』なのです。
『本来の自分らしく生きる目的』とは、
私たちが様々な体験、特に人間関係から学ぶ体験をとおして、
そこに『感謝』の体験をすることによって、形のない『愛』を
具現化することなのです。
そのためにも、私たちが日々成長するために、いろいろいいことも
嫌なこともあるけれども、『心に余裕を感じる生き方』ができる状態に、
戻れる自分をつくることが、日々大切なんです。
今の混沌とした社会を生きるためにも、これからの時代を生きるためにも、
世の中はこのような考え方になってくるでしょうし、実際そのような観点
に焦点が当てられ出しているのです。
お母さん、私たちはこの『ありがとう』という感謝の言葉を大切だと
知っています。でも、それが本当に大切だということは、意外と多くの
人が気づいていないんです。
『ありがとう』と心の底からでる感謝の体験は、人の優しさを知り、
だからこそ今度は自分から人に優しくしたい、人のためになにか恩返し
のようなことをしたくなるのです。
私はね、今の時代は豊かになって、『ありがたみ』が『当たり前』になってきて
希薄化している時代だからこそ、多くの人にこのような気持ちになってもらい
たいんです。
その気持ちこそが、自分にできるこれからの世の中のために社会貢献
（社会奉仕）する生き方であり、思いやり、つながり、感謝、そして愛に
満ちた世の中になると思うんです。
『ＨａｐｐｙＬｕｃｋｙＭｅ♪』を言い続けていくことは、
実は『ありがたみ』という『感謝』を体験する生き方であり、
その『感謝』が『愛』を生むからこそ、そこに奇跡を起こすほどの
効果をもたらしてくれるのです。
これが、『本来の自分らしく生きる目的』であり、
そのために私たちは、日々の生活をとおしてなにができるか、
『今をどうやって』ではなく『今をどう生きるか』が問われだし、
そこに日々『感謝』を体験する生き方が大切になってくるのです」
和尚は、目に力強い意志を持ったお母さんを見ながら、
さらに深い話をしたのだった。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
『Ｈａｐｐｙ Ｌｕｃｋｙ Ｍｅ♪』の
詳しいやり方はここをクリックしてください。
