20140414やる気

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第33話:悩みを解消するための新しい親のススメ」

 

 

私たちは、日々大なり小なり悩みがあったり、ストレスを感じることもあるけれども、死活問題になるようなそこまで切羽詰まってはいない悩みだったりします。

 

 

それは、今よりもよりよく生きたい、子育てをしたい、ストレスを軽減できるようになりたい、幸せになりたいなど、そんな知恵や方法を知りたい悩みだったりします。

 

 

裏を返すと、気づいて、理解して、行動を変えようとしても、思うようになかなか上手くいかない悩み、実はこれを解決したいというお話を前回しました。

 

 

今回は、それらを解決に導く三つ目の方法をお話したいと思います。

 

 

 

実は、私たちは答えを知っています。

 

気分がいいときは、人に優しくなれることを。

 

気分がいいときは、心に余裕があることを。

 

気分がいいときは、なにかに挑戦したくなることを。

 

気分がいいときは、あるがままの自分であることを。

 

そして、私たちはその気分をよくする方法も知っています。

 

 

例えば、美味しいものを食べたり、旅行に出掛けたりと、心躍るようなわくわくするようなことを体験することによって。

 

 

 

でも、なんですよね。私たちは、その気分をよくする方法を使って体験するのですが、どうも一時的で長続きせず、またいつもの自分にと、思われるのではないでしょうか。

 

 

そして私たちは、心躍るようなわくわくすることは、日常的ではなくて、なにか非日常的な自分へのご褒美のように思うわけです。

 

 

どうやらそのわけは、この一時的で長続きしないところにあるようです。

 

 

 

なぜ、一時的で長続きしないのでしょうか。

 

 

以前にもお話しましたが、心躍るようなわくわくする動機が、自分の内からではなく、すべて外からの外発的動機づけによって、その体験を得ようとしているからです。

 

 

だからと言って、外発的動機づけが悪いわけではありません。

 

 

ただ、私たちの心の動機づけが、外発的動機づけに偏り過ぎてしまっているのです。

 

 

報酬など物質的なものを得て豊かになるには、この外発的動機づけはとても役に立ちました。また、賞賛を得るためなど精神的なものにも外発的動機づけは有効でした。

 

 

しかし、今の時代は『自分らしさ』などの自分に向いた精神性を求め出してきたのです。

 

 

つまり、この『自分らしさ』などの精神性は、外からの外発的動機づけでは育まれないのです。自分の内にある内発的動機づけからでしか育めないのです。

 

 

外発的動機づけの特徴は「単発的、他律的、依存的」と言われ、内発的動機づけの特徴は「継続的、自律的、能動的」と言われているのです。

 

 

 

私たちは時代の必然性から、この内発的動機づけをほとんど学習する機会がなかったのです。

 

 

内発的動機づけは『これをやりたい、あれをやりたい』と自発的な行動を生みますが、個々の多様性が芽生えれば、足並みが乱れて不都合が生じると、ここでは言っておきましょう。

 

 

 

さて、過去のことを言ってもなにもはじまりません。

 

 

今の混沌とした時代、これからを生きやすくするためには、ほとんど学習してこなかった内発的動機づけを身に付けて、そこから外発的動機づけも上手く使って生きることが、必要不可欠になってくるのです。

 

 

内発的動機づけの発想を身に付けると、自発的で前向きなポジティブな発想ですから、その積み重ねが私たちの『観念(考え方の元)』をつくっていきます。

 

 

その『観念』は、私たちの言動につながる動機づけになりますから、自ら考え、想像したりする力や主体性をも育むことになっていきます。

 

 

すると、自ずと自己肯定感も育まれていくのです。

 

 

その内発的動機づけを身に付けて、
自己肯定感を育み高める方法は、たくさんあると思います。

 

 

その中で、私がこの約10年こだわってきたのが、

 

「再現性:何度やっても同じ結果を出す」

 

「転用性:誰がやっても同じ結果を出せる」

 

「波及効果:その効果が広く大きなもの」

 

という誰もができて効果のあるシンプルな方法なのです。

 

 

それが、何度も登場する、

 

『Happy Lucky Me』

 

究極は『ありがとうを意図的に習慣化する』ことです。

 

(興味がある方は↑こちらをクリックしてください)

 

 

 

しかし、この心の習慣を身に付けることが、ゴールではありません。

 

 

多くの人が自分らしく生きる状態を創り、多くの人がこれからの世の中のために、自分ができる社会貢献(社会への奉仕)をすること。

 

 

この混沌とした世の中を、よりよく生きる社会にしていくこと、それがゴールです。

 

 

その社会とは、今いる子供たちの時代です。

 

 

だから、親や私たち大人が時代を読み、変わっていくことが大切なのです。

 

 

そして、親が子供を育てるように、私たち大人がなにかしらの社会に貢献(自分自身を与えていく人生)していくことが、これからの社会を創造していくことにつながり、

 

 

それは私たちが生まれてきた目的である、一つの大きな人生のミッションと言えるのかもしれません。

 

 

そのためにも、まずほとんど学習する機会がなかった
自発的で主体的な動機づけとなる、

 

『自己肯定感の高い状態を習慣化する』ことが大切なのです。

 

 

次回は、今回の「悩みを解消する新しい親のススメの効果」として、この方法をより具現化するためのお話をしたいと思います。

 

 

長くなりましたが、
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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