20140414やる気

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第57話:私たちは思い込んだ思考パターンを持っている」

 

 

【親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。
それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、
主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。
つまるところ、『感謝を笑顔でする心』である。】

 

 

前回は、自分らしく生きる状態をつくるには、状況を引き起こした『心に残る印象』の思考パターン『観念』に気づき変える必要があると。

 

 

その理由として、『観念』という思考パターンが、結果という現実を創り、自分らしく生きるとは、自分が望む人生を創り出すことだからというお話をしました。

 

 

今回は、私たちは思い込んだ思考パターンを持っているお話したいと思います。

 

 

 

まず、誤解がないように知っておいてほしいのですが、ポジティブとネガティブの言葉です。ポジティブが良くて、ネガティブが悪いということではありません。

 

 

ネガティブは、事象を正負二極で見立てた際の負の側。ポジティブは、正の側だけのことなのです。

 

 

ネガティブな面には、用心深さや危機に備えるといった現実的な意味に取ることができるのです。

 

 

本来そこに、私たちがどう自分が意味づけをするか、しているかだけなのです。

 

 

そのような意味では、私たちがネガティブと思うとき、否定的、悲観的、受身的、消極的をまぜこぜにして、すべてをネガティブと捉えているのかもしれません。

 

 

 

例えば、このようなネガティブの言葉を、英語の単語レベルで分けて考えた時、否定的、悲観的、受身的、消極的の使い方は違うのです。

 

 

「私は否定的な人間だ」と思っていると、ネガティブ(否定的:negative)という言葉です。

 

対義語は、ポジティブ(肯定的:positive)です。

 

 

「私は悲観的な人間だ」と思っていると、ペシミスティック(悲観的:pessimistic)になります。

 

対義語は、オプティミスティック(楽観的:optimistic)

 

 

「私は受身的(受動的)な人間だ」と思っていると、パッシブ(受動的:passive)になります。

 

対義語は、アクティブ(能動的:active)

 

 

「私は(行動が)消極的な人間だ」と思っていると、インアクティブやパッシブ(消極的:inactive or passive)になります。

 

対義語は、アクティブ(能動的:active)

 

 

 

このようにネガティブを分けて使ってみると、違った印象を受けるのではないでしょうか。

 

 

一層のこと、今日から「ネガティブ」という代わりに、
「私は、インポジティブ(・・・作った言葉です)」と言うと、
それほどネガティブと思わないかもしれません。

 

 

 

私たちは、信じたり、信じ込まされたりして、その言葉に意味づけをすることによって、『心に残る印象』をつくります。

 

 

それが、私たちの思考、感情、行動するパターンとなる思い込んだ思考パターンである『観念』を持つことになります。

 

その思い込んだ『観念』が、たくさん役に立ち良いことであれば
「ポジティブシンキング(プラス思考)」となり、

 

その逆が「ネガティブシンキング(マイナス思考)」となるわけです。

 

 

次回は、この思考パターンである『観念』が、どのようにして私たちの現実を創るか、まずはその心のメカニズムについて、お話したいと思います。

 

 

この心のメカニズムを知ると、もっと自分らしく生きることができます。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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