20140414やる気

 

親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。

 

つまるところ、『感謝を笑顔でする心』を親である私たち大人が育むことである。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第78話:有り難味が希薄していく世の中を生きるために③」

 

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

前回は、物質至上主義と呼ばれる物質的価値観に偏り過ぎた生き方から、精神的価値観に重心を置いた物質的価値観との私たち両方の観念を統合する生き方が、これからの新しい価値観の生き方になってくる。

 

 

つまり、精神的価値観から物質的価値観の善し悪し、役に立つ立たないことを選択する周りに流されない、理性のある自分を律した、自律した生き方がこれからはもっと強く求められる時代になって来ている、というお話をしました。

 

 

今回は、その自律した生き方とはどんなものなのかについて、お話したいと思います。

 

 

 

自律した生き方とは、「自分で自分の未来をつくること」です。

 

 

現代の目まぐるしく変化し続ける環境に適応するためには、自律し続けることが必要不可欠なのです。

 

 

そもそも自律とは、外的要因(脅威)に脅かされない自立した状態を創り上げる能力のことであり、自立する「目的」のための「手段」なのです。

 

 

私たちは「自立」するために「自律」するのです。

 

 

もう少し噛み砕いて言いうと、自立はあり方・姿勢の「状態」を示しており、自律はやり方・方法の「行動」を示しているのです。

 

 

 

現代が混沌している時代だからこそ、自分で明るい未来を創る必要があり、自律を疎かにすると、他人が創った他人の未来、他律依存、指示命令、支配服従の世の中を生き続けることになります。

 

 

自律し自立を目指す姿勢は、現状打破の創造活動であり、
他律依存の姿勢は、現状維持の改善活動なのです。

 

 

現状維持の改善活動は、どうしてもその場しのぎの対処療法になり、
結果現状打破できずに、生きにくさをもたらすのです。

 

 

 

私たちは、画一的な教育、他律的な社会で生きるための価値観は教えられてきました。

 

 

一人の人間として生きるための自律する価値観である自発的、主体的、創造的、哲学的なことは、強く教えられてこなかったと言えます。

 

 

その自律する価値観は精神的な価値観と言え、目の前の現実をどうやって生きるかということは、物質的な価値観と言えます。

 

 

つまり、物質的に豊かになるために目の前の現実を生きるためには、どうしても物質的な価値観を優先する必要があったわけです。

 

 

 

私たちは、長くそのような物質的価値観の考え方を持ちながら生きて来ました。

 

 

それが、この21世紀は心の時代とも言われ、私たちの日々の生活の中に心に関することをたくさん見聞きするようになってきました。

 

 

1990年代後半から、心に関することに携わった経験から見ても、目まぐるしい速さで心に関することへの価値観の移行が進んでいるように感じます。

 

 

このような時代の中で、目的の手段となる自律した生き方をするためには、目的となる自立した状態となる生き方が必要となってきます。

 

 

その目的となる自立した生き方とは、自分自身が生きる方向性のことです。

 

 

方向性とは、ビジョンのことです。

 

 

自分がこれからの人生を「どう生きるか」を問いかけることです。

 

 

よく言う「やりがいや生きがい」を見つけることです。

 

 

「そんなこと言われなくても、それを見つけることが難しいんだ!」という声が返ってきそうですが、難しいのではく、難しくさせているのです。

 

 

難しくさせているのは、日々の多忙さや疲れから、自分の人生のことについて、考える時間や心の余裕を持てないからです。

 

 

また、「やりがいや生きがい」と思える興味があることを見つけたとしても、「自分にやれそうかな…。でもやってみると自分の時間が持てなくなるし、なにか大変そうかも。なにか人づきあいが面倒っぽいかな。」と、結局は今の生活にけっこう満足していて、今すぐ変わる必要がないと思っているからです。

 

 

そして、先ほどにも触れましたが、現状維持の改善活動は、その場しのぎの対処療法的な生き方になり、結果現状打破できずに生きにくさをもたらすのです。

 

 

 

ではどうすればいいかと言うことですが、今までにもお話してきましたが、日々の多忙さや疲れから、自分の人生のことについて、考える時間や心の余裕を持てない日常に、持てる時間を創る生活を身に付けることです。

 

 

「自分にやれそうかな…。でもやってみると自分の時間が持てなくなるし、なにか大変そうかも。なにか人づきあいが面倒っぽいかな。」と思う気持ちを超える自分自身の気持ちを創ることです。

 

 

まずは、前々回の「有り難味が希薄していく世の中を生きるために①」でも言いましたが、「心に余裕」を持つことを『意図的に創る』ことです。

 

 

そして、前回のところでも言いました、自分軸の状態やスピリチャルな考えでは、自分が自分で在ることが感じられるセンターと言った状態を『意図的に創る』ことです。

 

 

継続的に意図的にやり続けること、つまり、自分の軸がぶれてもすぐに戻せる自己肯定感を高めた精神性の高い状態を創ることです。

 

 

それが、「自分で自分の未来をつくる」自律した生き方になるのです。

 

 

次回は、これからの物質的な価値観と精神的な価値観とどう向き合い、これからどう生きていくか具体的な方法について、お話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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