もうやる気

 

親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。

 

すなわち、『感謝を笑顔でする心』を親である私たち大人が育むことにある。

 

 

『Ⅹ.子供若者の未来を創る』
「第14話:もう子供をやる気にさせないで(前半)」

 

 

 

2015年もあと残すところ、2日となりました。一つの区切りとして、ブログタイトルのまとめをしたいと思います。

 

 

以前にも同じようなことを書きましたが、はじめて聞く方には「もう子供をやる気にさせないで」とはどういうこと?と、思われたかもしれません。

 

 

実のところ、この「やる気にさせよう」と、子供や部下に何かを仕向けようとして、気持ちよく上手くいったためしはほとんどないのではないでしょうか。

 

 

それでも、いろいろ工夫しながら、時にアメを与え、時にムチを振ったりするのですが、結局はその場しのぎの単発的な対処療法でしかなく、ほとほと手を焼いてしまいます。

 

 

そして、最後は諦めに似た「もうどうしたらいいのか」という気持ちになってしまいます。

 

 

冷静に考えると、私たちは子供や部下だけでなく、夫や妻、友人にしても、継続的に「やる気にさせる」ことは難しいことを知っているはずなのです。

 

 

にもかかわらず、身近にいる子供や部下にやってしまいます。

 

 

そして、その後には何か自己嫌悪や罪悪感のような、嫌な感情を味わってしまいます。

 

 

自己嫌悪や罪悪感は、自分の至らなさを責めているわけですから、言うことを聞いてくれないと腹が立ち、そして堪忍袋の緒が切れた後には、さらに自己嫌悪や罪悪感を強く味わうことになります。

 

 

ここまで来ると、人は今度その人に何かをさせる情況になると、嫌悪感という後ろめたさを感じるものです。

 

 

すると、無意識に眉間にシワを寄せ怖い顔をしながら、言うのです。

 

 

「勉強しなさい」「あれをやって(くれるか)」と。

 

 

空気を察した子供は素直です。勉強する振りをするために自室に向かいます。

 

 

最近の若い社員は、「無理です。命令ですか」と、切り替えしてくるようです。

 

 

どちらにしても、このような状況では関係が上手くいかないのは明白なのです。

 

では、どうしたらいいのでしょうか。

 

 

つづきは後半に。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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