「(続後半)スイカの種売りに激怒する人間関係の核心」
『§自分が自分であることが幸せ』
「第35話:スイカの種売りに激怒する人間関係の核心(続後半)」
前回の良好な人間関係をつくる方法の続きです。
そりが合わない上司に対して、
私はある方から知恵を授かりこのようにしました。
それは毎朝通勤途中に、このように考えることでした。
「今日は職場でどんな学びがあるのだろう。
上司のいいところはどんなところだろう。
上司から学ぶものがあるとすればどんなことだろう」
すると1週間もたたずに、変化が現れたのです。
まず変化に気づいたのは、周りの女子社員でした。
「最近上司となにかあったんですか?何か仲がよくて
気持ち悪いんですけど・・・」
その言い方は、まるで私が上司に魂を売ったかのような
言い方でした。
そしてその次に発せられた言葉が強烈でした。
「前中さんは、上司と私たちのどちらの味方ですか!」
私はこの言葉を聞いて心の中で、
“え~~~~~!”と思ってしまいました。
さらに他部署の人たちからも
「上司と何かあったんですか。仲がよさげに見えるけど」
と聞かれたのでした。
私はまったく気づいていなかったのですが、
そう言われれば前までは職場に着くと上司に
気を遣うように意識していたのが、
最近ほとんど上司のことを気にすることがなくなり、
自分の仕事に没頭して、しかも楽しく仕事をしている
自分に気づいたのでした。
この一連の出来事を、知恵授かった方に話をすると、
「今日は職場でどんな学びがあるのだろう。
上司のいいところはどんなところだろう。
上司から学ぶものがあるとすればどんなことだろう」
と言うことによって、
私自身のものの見方が変わったのだと言われました。
もう少し詳しく話しますと、
私が職場での学びを得ようと心掛け、
また上司の価値をみようとしたことが、
ポジティブなものの味方へと自分を変え、
それが必然的に自分自身をもポジティブにしていたと。
さらに詳しく言いますと、
ポジティブな状態になることは、
人を抵抗しがたい魅力にする効果があり、
例えばネガティブな人がそのような人と接すると、
共鳴作用を起こして気持ちがポジティブに引き上げられ、
また、そのような対抗しがたい魅力ある人には、
いじわるをしたり嫌味を言う気持ちを萎えされる効果が
あるのだと。
もっと簡単に言いますと、
イライラして怒りっぽいときに、
天真爛漫で純粋無垢な子供の笑顔を見ると、
思わず和んでしまう気持ちと同じだと。
私はそれからもほぼ毎日通勤途中に、
あの言葉を思い浮かべながら職場に行っていると、
いつしか相手の価値をみようとする習慣を
身に付けていたのでした。
この経験ははじめて人と会うときも含めて、
私の人間関係づくりに大きな恩恵をもたらしてくれました。
そして、以前にも言いましたが、
人の価値を見ようとすることは、
人を『褒めること』につながります。
人を『褒めること』がいいと言わる由縁は、
相手に価値を見ることは自分をポジティブな状態にし、
相手もそのポジティブな状態にするのです。
だから、人はポジティブな状態にあるとき、
建設的で互いに助け合いながら関係を築こうとし、
前向きで良好な人間関係をつくるのです。
私たちが人間関係を悪化させるのは、
先入観や偏見の目で相手を価値判断するからです。
このときの価値判断とは、
自分に都合のいい判断のことです。
この価値判断を手放せる度合だけ、
私たちは人をゆるせる寛大な包容力を持って、
最高の人間関係を築くことができるのです。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
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