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『§まっすぐに生きるのが一番』
「第17話:人間関係に大切なゆるしってこんな感じ②」

 

 

前回は、イライラ解消のためには、
理解し受け止めるだけでなく、
自分の中で許可を出すことが大事だとお話しました。

 

 

しかし、互いに理解し合えても、
しばしば納得できない自分の中で許可を出せない
情況になるときがあるものです。

 

 

今回は、そのことについてお話したいと思います。

 

 

 

互いに理解し合えているけれども、
その先に進めないことがあります。

 

 

互いに理解し合えている関係とは、
夫婦や親子、友人、恋人、職場仲間、共通の仲間など、
互いに時間を共有して知っている関係のことです。

 

 

また、聞く耳を持っていたり、話し合いができる情況です。

 

 

 

さて、一般的にしばしば納得できない
自分の中で許可を出せない情況になるときとは、
いったいどんな時でしょうか。

 

 

結論から言うと、それは自分の中で
「自分が正しい」と思っているからです。

 

 

そして人は、この「自分が正しい」ことを
相手に理解してほしいのです。

 

 

例えば以前の回から出てきているカップルで
ドライブをしていた男性ドライバー。

 

 

彼は快適に快走できる山道を、
制限速度を守って走る前のOLドライバーに
イライラしたわけですが、

 

 

その原因は、この道なら快適に走れると思う
自分の速度が法定速度より上だったわけでした。

 

 

そのときに、助手席の女性から
「前の車と距離近い」と言われたわけですが、

 

 

このときに女性から、
「速く走りたくなる気持ちわかるけど、
ゆっくりのんびり走りましょう」と言われたら、

 

 

男性ドライバーは、
「自分が正しい」ことを理解されたことに満足?
納得して、自分のイライラする気持ちを
納得してゆるす許可を出せたことでしょう。

 

 

この「自分が正しい」という気持ち、
どうやらこれがゆるしに大きく関わっているのです。

 

 

今までのセラピー(カウンセリング)の経験から、
「自分はこれだけやっているのに・・・」とか、
「あなたのためにと思って・・・」とか、
心の奥底に隠れている心の声が聞こえたりします。

 

 

実際に聞こえるわけではありませんが、
どんどん深く話を聞いていると、
ここに辿り着くことが多くあります。

 

 

そうです。
「自分は正しい、あなたは間違っている!」です。

 

 

この「自分はこれだけやっているのに・・・」
「あなたのためにと思って・・・」と思う感情の
きっかけがあるとしたら、

 

 

それは、多く我慢してきた積み重ねによって、
起こることがほんとうに多いのです。

 

 

我慢はイライラを。
イライラは怒りをつくり、
怒りは吐き出されると、
ケンカの引き金になるわけです。

 

 

そして私たちはよくこの怒りを吐き出しながら、
コミュニケーションを取っていると、
おうおうに言うことがあるのです。

 

 

互いに理解し合えているけれども、
その先に進めない時、

 

 

我慢している自分。
納得できずにイライラしている自分。
「自分は正しい」と心の奥底で思っている自分。

 

 

そして、相手も自分もゆるせない自分がいるのです。

 

 

とは言うものの、
私たちは日頃感情の方が先に来ますから、
いちいちこのようなことを考えて行動することは
できません。

 

 

では、どうすればもっと私たちは友好的で幸せな
ゆるし合える関係を築くことができるのでしょうか。

 

 

そのお話は、次回にしたいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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