08

 
『エピローグ』

 

 
  「恭子、恭子ちゃんおめでとう!!」結婚式を終えた二人は、
山岸店長の計らいで、結婚式の二次会を恭子も働いていたお店を貸し切らせてもらっていたのだった。

 

  店長の山岸が健太郎の側に近づいて来た。
 
 
「健太、まさか恭子ちゃんと結婚するとはな!何かの間違いじゃないのか。」
「なに言ってるんだよ。ギシ焼きもち妬いてるのか。」

 

 
「健太、間違いなかっただろう!恭子ちゃんはめっちゃいい女だって!!」
  「ああ!ギシは昔から人を見る目があるからな!本当に感謝してるよ!!」

 

 
  「健太郎、店長と何はなしてるの?」
  「恭子と出会わせてくれてサンキューってさ!!」
  「ほんとそうね!店長に感謝だね!!店長、健太郎と出会わせてくれてありがとう!!」

 

 
  「恭子ちゃんにそんなふうに言われると、何だかジェラシーが湧いてくるな!」
  「店長またそんなこと言って!加奈さんに言いつけますよ!!」
  「いいよ!俺はいつだって加奈一筋だから!さあ飲もう飲もう!」

 

 
  「店長の自分の都合が悪くなったらする癖、まだまだ健在ね!」
  「ああ!わかりやすいったらないな!」
  「そうね!」

 

 
 
「健太郎!出逢ってくれてありがとう!!幸せになろうね!!」
  「こちらこそ、恭子!出逢ってくれてありがとう!!幸せにするよ!!」

 

 
 
 この後二人は山岸店長の音頭で、お決まりのキッスに二次会は最高潮に達したのだった。

 

 

 

 

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