さて、みなさんの結果はいかがでしたか。 たくさん長所が、浮かんできましたか。 それとも、短所のほうがたくさん浮かんできましたか。

 

結果は、私が知っている限り多くの人が、 不思議なことに長所よりも短所の方をたくさん浮かべるのです。 もし短所が多く浮かんできて不安になっても、 大丈夫ですよ、安心してください(笑)。

 

それでは、なぜそうなるのでしょう。

それは往々にして、 人は、自分自身のことをちっぽけに扱ったり、 長所よりも短所のほうが多いと思っていたりする自分がいるからです。

 

その気持ちの度合いが大きいだけ、 自分をそのように振舞ってしまうのです。 自分が、長所よりも短所の方が多いと思っていると、 人にそんな風に思われたくないと思います。

 

だから私たちは、 自分が嫌われないようによく見せようと振舞ったりして、 とても上手に自分の心を覆い隠したりします。

 

そして、自分に自信が持てない度合いだけ、 相手のことを気にしすぎて行動してしまいます。 そんな時、私たちはほんとうにくたびれてしまいます。

 

でも、私たちの心は面白いもので、 自分の短所を知られないようにと意識していると、 それがかえって自分の短所に目を向けて、 短所への意識を強化してしまうのです。

 

例えるなら初めて恋人が家に来るので、 自分の短所を押入れに詰め込んだと思ってください。

 

恋人が押入れに近づこうとしたり目を向けたりすると、 自分の短所がばれてしまうのではないかと冷や冷やして、 そのたびに気が気ではなくなってしまうのではないでしょうか。

 

そして恋人が帰った後、 ほっとして疲れている自分がいたりするのではないでしょうか。 押入れに入っている短所にばかり意識が向いてしまうと、 恋人との楽しい時間のはずが冷や冷やの時間になってしまいます。

 

それと同じように、 自分の短所ばかりに意識を取られていると、 当然自分の長所や価値強みに目が行かなくなり、 短所に意識が行く度合いだけ自分の長所に意識が行かなくなってしまい、 結果的に自分をちっぽけに扱う傾向が高くなってしまうのです。

 

次回「自分のことをちっぽけに扱っていませんか ~その3~」につづく。

 

 

 

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