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◆心の底から自分らしく生きるメソッド◆

「光曉和尚の愛と心のセラピー物語」

~私、自分らしく人生を生きます~

 

※はじめてこられた方は、

この物語の『登場人物』・『あらすじ』を 先にお読みいただければ幸いです。

 

 

§ 再度ありがとうの実習の大切さ①

 

前回、和尚は、みんなにやってもらっている『ありがとう』の実習が、『幸せ』を作るカギでもあり、このメソッドの実習をやっていく上でとても大切であることを話し、ここでもう一度、この実習の大切さについて話しておいた方がいいと思ったのだった。

 

「前にお話しましたが、『幸せ』『ありがとう』から派生した言葉といいました。

ですから『ありがとう』の実習をとおして、自分の波動もポジティブに上がっていき、

『ありがとう』の意識も広がっていくと、『気づき』が増えてきます。

 

『気づき』が増えると、前向きな気持ちになり、わくわくした気持ちが増えます。

そうなると、いいものごとをたくさん引き寄せるようになるのです。

つまり、その引き寄せた状態が『幸せ』な状態なのです。

 

その『幸せ』の状態をいつも作れるようにするためには、『ありがとう』の実習をとおして、体感して自分に落とし込まないと、思い出せないのです。

思い出せないということは、体感して自分のものになっていないので、その状態を自分で引き寄せて作れないのです。

つまり、外から求めただけの『幸せ』は、その『幸せ』の状態が長く続かないのです。

 

『気づき』も、みなさんが生きている分だけたくさんあるですが、私の最近の話をしたいと思います。

 

ある日、用事があって車で出かけていたんですね。その日は、前日から考え事をすることが続いていて、気分もどっしりとすっきりしていなかったんです。車に乗りながらも考えていたんですが、考えれば考えるほど気持ちはすっきりせず重い感じになりながら、目的地に行くために、車1台が通れる生活道路に入って行ったんです。

すると視界も狭まったせいか、よけいに気分がめいってきて、こんな気持ちを持っていたらしんどくなるだけだなーと思い、そのとき『ありがとう』のことを思い出したんです。

そして私は、車の中で『ありがとう、ありがとう、ありがとう』と気持ちを込めながら、気持ちが軽やかになるよう声を出して連呼してたんですね。

 

走っていると、前方に車が通れないような十字路がいくつかあるのが見えて、そのとき人が飛び出してくるかもしれなから注意しようと、『気づき』があったわけです。

そう注意しながら走っていると、右斜め前の路地から急にミニバイクが出て来たのです。その路地は家と家に挟まれていて左右の視界が遮られ、ミニバイクはほとんど車が通らないと思って、勢いよくミニバイクの前輪を私が走る道路に出して来たのです。

私はその瞬間急ブレーキを掛けて、何とか約1m手前で止まることができたのです。そのとき、そのミニバイクを見たら前輪どころか運転手も道路にはみ出していて、後輪がかろうじて路地に残っている感じでした。

もし、注意しようと気づかなければ、あのめいった気持ちで考え事をしながら走っていたら、1、2秒ブレーキを踏むのが遅くなって、完全に衝突してミニバイクは転倒していましたから。私は本当に心から思いましたよ。『ありがとう』と。

 

そんなこと、みんなよくあることだと思うかもしれませんよね。確かにみなさんにもあります。

でも、客観的に見てみると、私が『ありがとう』ということを日頃から意識していなければ、気分転換するために『ありがとう』を思い出し、連呼することもなくそのまま走っていたわけで、危険に注意する『気づき』もなかったわけです。

 

ここで一番大切なポイントは、気分転換する発想です。

この気分転換する発想を生んだのが『ありがとう』を体に覚え込ませたことなのです。

 

この気分転換する発想こそが、ネガティブな感情になっているときに、自分をいい状態に戻す方法にもなるわけなのです。

 

例えで話をしましたが、『ありがとう』を自分の体に身に付けると、このような小さな気づきがたくさん起こってきます。その積み重ねが自分をいい状態に戻してくれるのです。

 

なぜなら、自分の中にポジティブな波動も作られているので、その波動にものごとが反応して、気持ちがそのポジティブな波動にシフトしていく(引き寄せられていく)のです。

 

 

実は、『幸せ』が『ありがとう』から派生した言葉のように、『ありがとう』から派生した言葉はそれだけじゃないのです。それは、私たちがものの見方を変えていけば、この現実の日常生活に溢れ返っているのです。どういうことかというと、例えばこんな感じです」

和尚はそう言って、現実の日常で起こる様々ことを例に出して話をし出したのだった。

 

つづく

次回明日10月26日(土)は、引き続き、

メソッド実践編:「再度ありがとうの実習の大切さ②」をお話します。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。 心より感謝いたします☆

 

※この物語は、実話にもとづいたフィクションであり、登場する人物など、実在のものとはいっさい関係がありません。

 

 

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