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◆心の底から自分らしく生きるメソッド◆

「光曉和尚の愛と心のセラピー物語」

~私、自分らしく人生を生きます~

 

※はじめてこられた方は、

この物語の『登場人物』・『あらすじ』を 先にお読みいただければ幸いです。

 

 

§ 再度ありがとうの実習の大切さ②

 

前回、和尚は、気分転換できる発想が大事だと話し、さらに『幸せ』が『ありがとう』から派生した言葉のように、『ありがとう』から派生した言葉はそれ以外にもたくさんあり、それはものの見方を変えれば、この現実の日常生活に溢れているという話をしようとしたのだった。

 

和尚は続けて話をし出した。

「例えば、日常生活のことを例に挙げるとこんな感じです 。

自分の心がごくごく普通のときの場合、道端にいるネコの仕草を見て『かわいい』、

『こんなところに花が咲いてる、きれい』、『あの女性の服かわいい』

『ぶつかりそうになって、お互い譲り合って気まずそうに笑ってる』、

 

コンビニを見て『今日のお昼コンビニで新商品のデザートゲットしよう』

『パンのいい匂い。今日はお昼パンにしようかな』

『今日はほとんど待たずに電車に乗れた』

 

『今日の空は青くてきれい』、『スマホ見て笑ってる』

『高校生がノートを広げて今日は期末テストかな』

『ほしいと思ってるブランドのカバン、いいな』など。

 

これらの思ったり、無意識に反応したことすべては、『かわいい』『きれい』『思いやり』『楽しみ』『ラッキー』『楽しそう』『懐かし思い出』『わくわく』というポジティブな『あったかい』気持ちにしていくのです。

 

これらの『あったかい』気持ちにさせる言葉もすべて、『ありがとう』から派生した言葉なのです。

なぜなら、『感謝』はあらゆるすべてに『感謝』だからでしたよね。

 

『ありがとう』が自分に意識されてくると、ポジティブな波動ができてくるので、その波動にものごとが反応していき、気持ちもポジティブな感じに引き寄せられていくのです。

 

意識が広がり気分もよくなるということは、ポジティブな波動とともに心にもスペースができて余裕が生まれてくるから、そのように思えてくるのです。

 

 

ここで少し、頭の体操とも言うべきちょっとした実習をしましょうか。

 

瑞枝さんは、この『ありがとう』の実習での『気づき』の感覚が全くよくわからず、特になにも変わらない自分に不安を感じていると言っていたので、ちょっとやってみましょう。有里さんも、誠くんも一緒にやりましょう。

 

ここに一枚の写真があります。これからする実習は、日々『ありがとう』を言ってもらっていますが、なかなか自分の中で『気づき』がどんなものかわからず、気持ちがもやもやしていると思うんですね。

 

そこで、これからこの写真の中にチキンラーメンのひよこちゃんがいるので、それを探してもらうのですが、たぶんなかなか見つけられないと思うんですね。

それは、今やってもらっている『ありがとう』の実習で、やっているけどなかなかわからないことと同じ感覚だと思います。そして、探して探して、ある瞬間ひよこちゃんが見つかるわけです。

その感覚が『ありがとう』の『気づき』の瞬間でもあるわけです。その発見した、気づいたその瞬間をこれから体験してもらいたいのです。

それでは、探してみてください」

 

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(出所:FaceBookのチキンラーメン ひよこちゃんより)

 

一番はじめに見つけたのは有里だった。

「いた!かわいいー」

「有里さんみんなには言わないでくださいね」 そして、誠、瑞枝の順でひよこちゃんを見つけた。

 

「どうです。見つけた瞬間感動しませんでしたか。なにか嬉しいような楽しいような、気持ちがわくわくした感じになりませんでしたか。

その感動の感覚が、『ありがとう』の実習を日々やっているときに『気づき』をした瞬間と同じなんですよ。

ひよこちゃんを見つけるまで、ちょっとした苦労をしましたよね。なかなか見つけられずにちょっとイライラしましたよね。ちょっとした根気がいりましたよね。

でも、諦めずに探したから見つかったのです。みなさんにも、是非『ありがとう』の実習でも、この感動の体験を味わってほしいのです。

 

そして、気づいてほしいのですが、一度見つけたひよこちゃんは、今度はすぐに見つけられますよね。嫌でも目に入ってきますよね。

これが、『ありがとう』で一度その感覚に『気づく』と、自分の意識がそういうものの見方になったから、どんどん『気づき』が増えていくということです。『気づき』を引き寄せてくるのです。

 

ここに到達するまで、ひよこちゃんを探すように時間が掛り、人それぞれ個人差もあるので、それで人は探し切れないと、探すのを諦めてしまうわけです。

 

一度気づいてここに到達すれば、あとは楽しみながらもっとらくにできるので、みなさん諦めずに『ありがとう』の『気づき』ちゃんを見つけてくださいね。

 

 

さて、はじめに話した自分の意識を広げることを思い出してほしいのですが、このひよこちゃんを探すことにも関係していたのですが、みなさんもこの写真を見たとき、ただ“秋の紅葉の景色”と思いませんでしたか。

この写真を見て、木の力強さを感じたり、紅と黄色の葉の鮮やかなコントラストの色彩だと感じて、“きれい”とは感じたりはしませんでしたよね。

 

『ありがとう』の実習をとおして、自分の意識を広げると何度も言っていることとは、この写真を見たときに、“木の力強さとか紅と黄色の葉の鮮やかなコントラストの色彩をも感じること”なのです。

それが意識を広げるということであり、意識して見ることなのです。

 

ようやくこの『ありがとう』の実習のイメージが、わかりやすくなりましたね。ね、瑞枝さん」

「ほんとに!」と言って、みんなも同感だと頷いたのだった。

 

「では、なぜ、私たちは、この意識して見ることを忘れていってしまうのでしょう。少し休憩を挟んでお話をしていきたいと思います」

そう言って和尚は、心の中で自分の至らなさに苦笑いしたのだった。

 

つづく

次回明日10月27日(日)は、引き続き、

メソッド実践編:「再度ありがとうの実習の大切さ③」をお話します。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。 心より感謝いたします☆

 

※この物語は、実話にもとづいたフィクションであり、登場する人物など、実在のものとはいっさい関係がありません。

 

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