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◆心の底から自分らしく生きるメソッド◆

「光曉和尚の愛と心のセラピー物語」

~私、自分らしく人生を生きます~

 

 

※はじめてこられた方は、

この物語の『登場人物』・『あらすじ』を 先にお読みいただければ幸いです。

 

 

§ 間違った恋人選びをしないためには

 

前回、和尚は、寂しさを我慢すると、その寂しさを抑え込んでいた気持ちを満たしてくれる恋人を選んでしまうと話した。

そして、瑞枝は今までそんな恋愛をして間違っていたといい、その恋愛がダメだと思ったことに対して、その言葉のトリックについて話をした。

 

今回は前回の続きで、和尚は、『ほとんどみんな、寂しいから恋愛するんです。そこに間違いなんてない』ことの、言葉のトリックについて話をしたのだった。

 

 

「瑞枝さん、寂しいから恋愛することはダメって言われたように思ってしまう、言葉のトリックはわかりましたか。今度は『ほとんどみんな、寂しいから恋愛するんです。そこに間違いなんてない』ことについて、お話していきます」

 

「和尚さん、私真実の恋人と出会って普通に結婚したいですから、私にわかるように話してくださいね。私、真剣に聞きますから」

「ハハハ、今まで真剣に聞いていなかったような言い方をしますね」

「いつでも私は真剣です。早くお願いします」

「わかりました。では、お話します。

 

今まで話してきた、『我慢』と『待つ』の言葉の違いのマジックのように、これも言葉のマジックです。

 

『そこに間違いはない』ってことは、それは『寂しさを我慢した恋愛』が、『自分にとって役に立つか。助けになるか』と、思うだけなんです」

 

「えっ、よくわかりません。どういうことですか」

「これからお話していきますね。それにしても瑞枝さん、くいついてきますね」

和尚は瑞枝に、手振りで先をせかされたのだった。

 

 

「私たちは、日頃の言葉の使い方で『間違っているか。間違っていないか』と判断する習慣がついています。それは『白か黒か。いいか悪いか』といった判断です。

 

自分が、そのことに納得するためにそのような使い方をすると思うのですが、ただ自分にとって最良の選択をするだけという発想で、判断をするのであれば全く問題はありません。

 

でも、そこに善悪の価値判断を付けることによって、さらにそこに自分のネガティブな感情をのせてしまうことによって、そこにその言葉の意味が変わってくるのです。

 

 

例えば、先ほどの『寂しさを我慢した恋愛』を例にとると、 瑞枝さんは、『そんな恋愛はダメ』だと思ったわけですよね。有里さんはどう思いましたか」

「私は、『そんなふうにせんほう(しないほう)がいいねんなー』って思いましたが」

 

「誠くん、二人の言葉を聞いて、どんなふうに違いを感じましたか」

「瑞枝さんは、その言葉に『絶対したらダメ』だと、強い執着を感じます。有里さんの場合は、ただ『そうしないほうがいい』という感じに聞こえました。

さっきの、『我慢』と『待つ』の例えで言えば、瑞枝さんは『我慢』している感じに聞こえ、正確には和尚さんが言った『禁止』なんですけど、有里さんのほうは『待つ』っていうニュアンスを感じました」

 

「上手いこと、瑞枝さんと有里さんの言葉の違いがでましたが、瑞枝さん、ネガティブにものごとを捉えないで、自分が幸せになるための話しだから、幸せになることに意識を置いて聞いてくださいね。

 

一例で言葉を挙げましたけれども、私たちは日頃たくさん『我慢』や『禁止』といった意味づけを言葉に貼り付ける価値判断をしているのです。

 

それが心の負荷が軽いものであれば、自分の気力が充実していると楽しいことや笑ったりすることで解放されていくのですが、心にドスンと響くような気にしてしまいそうなものは、心に残ってしまうのです。

なぜなら、気にしてしまうから、心に張り付いてしまうのです。

 

 

ここで大切なこと、影響を受けないようにする方法は、『寂しさを我慢した恋愛は』いけないとかダメと思わずに、『この考え方は、私にとって役に立たない、助けにならない』と『選択する』ことです。

 

以前に、瑞枝さんの『なんで言わなあかんねんやろう』のところでした、言葉を肯定してあげることも役に立ちます。

 

ここで抜ける方法を言いますね。

 

まず、『寂しさを我慢した恋愛はいけない』という言葉(思い)があると受け止めてあげてください。

 

そして『この考え方は、私にとって役に立たない、助けにならない』と、気持ちがすっきりするまで思うことで、その言葉に対して思っている自分の感情を肯定してゆるすことになります。

 

そうすると言葉は中立になるんですね。他のいい方では『手放す』という言い方の方が一般的ですかね。

 

ゆるすまで肯定するまでは、自分の心の中で感情が張り付いた言葉に、我慢したり禁止したりして執着していたのです。

 

 

もし、その言葉にまだこだわりがあったなら、『なんで言わなあかんねんやろう』のところでした、その言葉を台本のセリフのように肯定する方法をやってみてください。

それが自分でできる抜ける方法です。体でやり方を覚えれば、しんどくなったり腹が立ったりときに自分でその感情を解放して癒せます。

 

使い方を身に付ければ、声を出さなくてもできて、これはトイレにこもってでもできるので、とても便利で非常に効果的ですっきりなれる方法です。それがこの『メソッドの実習』で身につけられる方法です。

 

だから、心のブレーキを取り除くわけですから、自分が思う理想のパートナーを引き寄せやすくなるのです。

 

瑞枝さん、やっときますか。過去の恋愛に対する失敗感、その恋愛に対する張り付いた感情を変容しておきましょう」

和尚はそう言って、瑞枝は『寂しさで恋愛してはダメ』という言葉を変容したのだった。

 

つづく

次回明日12月7日(土)は、

メソッド実践編:「ストレスを作るもととは」をお話します。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。 心より感謝いたします☆

※この物語は、実話にもとづいたフィクションであり、登場する人物など、実在のものとはいっさい関係がありません。

 

 

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