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◆心の底から自分らしく生きるメソッド◆

「光曉和尚の愛と心のセラピー物語」

~私、自分らしく人生を生きます~

 

 

※はじめてこられた方は、

この物語の『登場人物』・『あらすじ』を 先にお読みいただければ幸いです。

 

 

§ ストレスを作るもととは(前半)

 

前回、和尚は、『寂しさを我慢した恋愛は』いけないとかダメと思わずに、『この考え方は、私にとって役に立たない、助けにならない』と『選択する』ことが大事だと話をした。

そして、瑞枝の過去の恋愛に対する失敗感、その恋愛に対する張り付いた感情を変容したのだった。

 

 

「さて、瑞枝さんの恋愛に対する感情を変容したところで、次に進みたいと思うのですが、それにしても瑞枝さんいい感じになっていますね」

「気分がものすごくいいです。私、ほんまに幸せになれる気がします」

「よかったですね。でも、気がするだけです」

「どういうことですか。また、私をからかってるんですか」

 

「真剣です」

「なんでですか。なんでそんなこと言うんですか。ショック」

「瑞枝ちゃん『なれる気がする』っていうから、和尚さんが『気がするだけ』って言ったんやよ。言葉を『なれる』っていい切らなあかんあれやよ」

 

「それもあるんですが」

「えっ、他にもあるんですか」

「なんなんですか、和尚さん。私ものすごく気分がいい感じなのに、他にもあるんですか」

 

「心って面倒くさいですよね。これがエゴの罠っていうんですがね。何重にもトリックをしかけてくるんです。手品のトリックが、すぐにばれないように巧妙であるようにね」

「和尚さん、なんなんですか。そのトリックの種明かしをしてください。このままだと、私ストレスになってしまいます」

 

「このままだと、心に負荷がかかってしまいますもんね。

今、瑞枝さんは心をすっきりさせて、本当に抵抗しがたり魅力を感じています。今までの我慢して怒りを溜めてきた顔から、とても優しい朗らかな顔をしています。

 

瑞枝さんが言うように、幸せになれる気分だと思いますし、そんな抵抗しがたい魅力であれば、異性もたくさん寄ってきます。

誠くんも、感情の起伏が激しい手のかかる女性から、今は獲物を狙うハンターのような目をしています(笑)」

 

「いやらし~、瑞枝ちゃんをそんな目で見てるんや」

和尚は、有里の言葉にどこかジェラシーを感じてなにか可笑しくなった。

瑞枝は、誠の反応にはどうでもいいみたいで、先を話すように急かせた。

 

 

「和尚さん、なにか私、彼氏できそうです」

「瑞枝さんの前で華麗に踊る虫くんたちが、たくさん寄ってくると思いますよ。瑞枝さんの抵抗しがたい魅力という蜜に誘われて」

「いいじゃないですか、いっぱい寄ってきて」

「そのなかで、キングオブ虫くんという理想のパートナーを選べばね」

 

「選びますよ。選んで幸せになりますから」

「本当にー。それだけの自信があればいいですけど、じゃ、このお寺の入口に『東山瑞枝の恋愛相談お断り』って表札を立て掛けさせてもらってもいいですかね」

「どういうことですか」

「そういうことです。恋愛相談お断りってことです」

 

「和尚さん、そのもったいぶった言い方止めてもらっていいですか。もっとストレートに手短に話してください」

「では、お言葉に甘えて。失敗します。また傷ついてここへ帰ってこようとします」

「なんでですか。なんでそんなことわかるんですか。まだ、出会ってもいないのに」

「断言できます」

 

「えー、ショック。なんでですか。理由が知りたいです」

「では、これから瑞枝さんの恋愛未来予想図をお話します」と言って、

和尚は瑞枝の恋愛がなぜ失敗するかの話をしたのだった。

 

つづく

次回明日12月7日(日)は、

メソッド実践編:「ストレスを作るもととは(後半)」をお話します。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。 心より感謝いたします☆

※この物語は、実話にもとづいたフィクションであり、登場する人物など、実在のものとはいっさい関係がありません。

 

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