“心の底から自分らしく生きるための”

『ありがとうの達人のなり方』 (ありがとうの効果と秘訣)

 

 

前回は、『「ありがとう」をやり続けて2週間』ということで、
ある奥様の「気づき」のお話をしました。

 

 

正直電話をして、「特になにか変ったことはない」と言われ、
しかも懐疑的な不信感のあるトーンも漂ってきた日は、
電話を切った後、自分の中で「なにかが間違ってる?」と、
思考に嵌り心が萎えそうになりました。

 

 

それだけに、奥様から電話をもらったときには、
本当に奇跡の話を聞いているようでした。

 

 

 

さて、今回はそんなときに思い出した数年前の
ある就職活動の相談に来た3年生の男子学生の
「ありがとうの体験談」をお話したいと思います。

 

 

 

当時私は、大学の就職部で働いていて、
10月にその学生は相談に来たのですが、
第一印象はパッとしませんでした。

 

 

自己PR文を作成するために、
体験から強みを見つけて いくのですが、

 

部活動やサークルにも属しておらず、
コンビニでアルバイトをしている体験も
これといって なにもありませんでした。

 

 

本人も、自己PRできるものがないという状況でした。

 

 

私は、彼にコンビニでレジをしているときに、
お客様の 「ありがとう」の仕草を観察するように提案しました。

 

 

例えば、心の中で言っている「ありがとう」があったり、
レジ袋を持つちょとした仕草や反応に「ありがとう」が あるからと。

 

 

 

それから約2週間後に、彼と面談をしました。
会うと彼は嬉しそうに語ってくれました。

 

 

「男性のお客さんに“ありがとうございました”と言うと、
 かすかにうなずいたんです。ほんのちょっとですけど、
 言われてなかったら気がつかないぐらいに。

 

 

 なにも言わない人は心の中で言っていると思って
 レジをし出すと、仕事が面白くなりました。

 

 

 あと、よく夜に朝食を買って帰る綺麗な女の人が 来るんですけど、
 今まで無表情だったんですけど、 この前お釣りを渡して
 “ありがとうございました”って 言ったら、
 レジ袋を少し持ち上げる感じで動いたんですよ。

 

 

 それで顔を上げたら、ニコって笑ってくれたんです。
 めちゃくちゃかわいくてテンション上がりましたよ」と。

 

 

 

それから、彼が次に来たのは年を越した春休みでした。
面接に行くので履歴書を添削してほしいとうことでしたが、
顔がいい感じに変わっていたのです。

 

 

私は、その辺りも聞きたくて、
彼にその後のコンビニでの話を聞きました。

 

 

要約するとこのような話でした。

 

 

店長から褒められるようになって仕事を任される量も増え、
彼目当てにお客さんが毎日来るようになったり、
まるで自分の店のように仕事が楽しくなってディスプレイも
工夫したりして、売り上げも伸びたそうです。

 

 

しかも、クリスマスケーキの販売も全国で上位に入り、
その店のほとんどのケーキの予約は、彼だったそうです。

 

 

あと、毎朝来る作業服を着た強面のおじさんに、
「にいちゃんの元気な声で、目が覚める」みたいなことも
言われていたようでした。

 

 

 

確かにはじめて会った彼の印象は、
覇気がないようなパッとしない感じでしたが、
この時の印象は、爽やかな好青年に変身していました。

 

 

 

「ありがとう」の意識が、彼のお客様への接客態度も変え、
仕事への取り組みも変えたと思えますが、

 

 

まあ、彼を一番成長させたのは、
よく朝食を買って帰る綺麗な女性の笑顔かもしれませんね(笑)

 

 

今日のポイントは、
「ありがとう」の思いは、人を惹き寄せることです。

 

 

次回は、「ありがとう10か条」の
「六.がんばって生きていこうと支えあえます。」を お話します。

 

 

「ありがとうの達人のなり方」(やり方) はこちら

 

 

 

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