20140414やる気

 

 

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

あるお母さんが、 『HappyLuckyMe♪』を言うことによって、
『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻した』 心理学的な解説
も加えた、その場限りの方法論ではなく、 日々のプロセスを重視して
物語にしたお話です。

 

 

題:『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻す』
第20話:「当時の不登校を振り返る女性」

 

 

中学生時代、不登校になった女性は、心理セラピーをした後、
当時のこのことを振り返り、次のように胸の内を言ってくれたのでした。

 

 

「自分に自信がないルーツが、運動会にあったとは思ってもみませんでした。
記憶を辿っていき、小学校1年生の運動会のことを思い出した時、怒りが
出てきました。

 

『ただわかってほしかった』と。

 

 

走るのが遅い不安な自分と一緒にただいるだけでよかったのですが、
理解されずに拒絶された感じに思ったんですね。

 

 

それでも子供心にお母さんやお父さんに認めてもらおうと、
一生懸命走ったように思います。

 

 

おっしゃって頂いたように、不安を持ちながら当日の運動会で
やっぱり走りが一番最後になって、

 

『こんな子は愛されない。愛されるに値しない』と思ったんですね」

 

 

「自分に期待(愛情)を掛けられている両親の気持ちを知っていた
からこそ、子供心にそんな期待を裏切ったよう思ったんですね」

 

 

「それで、大好きなくまのぬいぐるみに助けを求めるかのように、
『運動会なんて大嫌い!』と言ったんですね。そして、それが自分で
『そうだ!』と宣言してしまったわけですね。

 

 

当時のことを振り返ると、私が消極的になればなるほど、
母から暇があれば怒られることが多かったですね。
それが嫌でさらに自分の部屋に引きこもっていきました。

 

 

お菓子もよく食べてましたね。それが原因でぷくぷくと
太っていきました。小学校の高学年になると、体型は中学生
ぐらいになっていましたから、そんな自分がまた嫌で仕方なかったです。

 

 

なんとか小学校へは通ったと思いますが、
中学生になると、完全な引きこもりになりました。

 

 

中学生になると、中学3年生の人たちが大人に見えて、
なにか自分がここにいることが不釣り合いなような、
この場所(中学校)にいることが怖くなったのを覚えています。」

 

 

「なぜだかわかりますか」

 

「えっ」

 

「それは、中学3年生の人たちが大人に見えたと言うことは、
大人はなんでもできる象徴ですから、そんな象徴と自分を比較
してしまい、自分があまりにもちっぽけだと思って、怖くなった
のですね。それで」

 

 

「学校にいかないといけないことがわかっているのですが、
そう思えば思うほど寝れなくて、寝た頃に起こされて。

 

 

はじめはそれでも行っていたのですが、帰って来るとそのまま
ベッドに寝て、それがまた夜寝れない循環になっていって夜更かし
が増えていきました。

 

 

そうなると、朝起きられずに仮病を使うようになって。
学校にいっても友達もいないし、と思うと休めました。

 

 

母に病院に行くように何度も言われましたが、
自分で原因がわかっていただけに、その度に断っていました。

 

 

そうするとおかしなもので、朝起きる時間になると、
本当に頭痛がしたり気分が悪くなって起きられなくなったんです。

 

 

ただ、そのまま寝てお昼過ぎに起きると、
不思議と元気になるんですけどね。

 

でも、元気な顔はできないので、体調不良を装っていましたけども。

 

 

その時に一番しんどかったのは、
母親に異様なまでに心配されることでした。
それが精神的にきつかったですね。

 

 

心配される度に自己嫌悪と罪悪感にさいなまれて、
それが余計に学校へ行きたくない原因になっていました。

 

正直ほっといてほしかったですね。

 

 

母親と話をするのも嫌で、ほとんど必要以外部屋から出て
行きませんでしたし、部屋にも入らせませんでした。

 

 

今思うと、母もそうとうしんどかったと思います。

 

親は気が気でないですから、ほっておくことは難しいかも
しれませんが、親の心配はかえってプレッシャーになるかも
しれませんね。私の場合はそうでした。

 

 

そのまま中学校は、不登校のまま卒業しましたが、
中学3年生の夏に転機があったのです。

 

 

その転機とは、次回にお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

『Happy Lucky Me♪』の 詳しいやり方は
ここをクリックしてください。

 

 

 

 

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