20140414やる気

 

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

あるお母さんが、
『HappyLuckyMe♪』を言うことによって、
『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻した』
心理学的な解説も加えた、その場限りの方法論ではなく、
日々のプロセスを重視して物語にしたお話です。

 

 

題:『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻す』
第24話:「子供との食事の会話」

 

 

子供との食事の時間は、お母さんと子供の会話が増える時間。
ここで話される会話は、子供の一日の出来事を知る上でもとても
大切な時間を占めるのではないでしょうか。

 

 

さて、この親子も少し前までは、こんな会話をしていました。

 

 

「渡(わたる)今日は学校でなにがあったの」
「・・・別に」
「別にって、なにかあったでしょう。宿題はすんだの?
 今日は(親に見せる)プリントとは?」
「ない」

 

「ほんとにないのよね。帰ってきたらすぐに出しなさいよ。
 その日の朝とか直前に見せるのはやめてよ」
「いつも見せてるだろう」
「直前に見せられたら困るって話をしてるの。塾の勉強のほうは
 どうなの?ちゃんとついていってるの?」
「大丈夫だよ」

 

「宿題とかもあるでしょ。ちゃんとやっていってるの?
 ゲームばっかりやって」
「やってるよ」
「いつやってるの、ゲームしてるとこしか見たことない」
「やってるよ」

 

「明日体育あるんじゃないの。体操着の準備はしたの?」
「わかってるよ。あとでやる」
「あとでって、いつも寝る前にどこって聞くでしょ。ご飯食べたら
 すぐにカバンにいれて準備しなさいよ」
「いつもやってるだろう、ごちそうさま!」

 

「まだ残ってるでしょ、きれいに食べなさい」
「いらない」
「作ったものは全部食べなさい」
「・・・・・」

 

「野菜も最後までちゃんと食べなさい」
「お腹いっぱい、もうはいらない」
「まったく。ゲームは勉強してからだからね」

 

 

男の子も小学校高学年に近づいて来ると、会話が減ってきて、
なにを考えているのか、どう扱っていったらいいのかわから
なかったりするのではないでしょうか。

 

 

ついつい心配と不安が合わさって、質問というより尋問にちかい
ような感じで聞いてしまったりします。

 

 

そうなると、子供はますます短く返事をするようになり、
親はますます子供がなにを考えているかわからなくなります。

 

 

それが、またさらなる質問攻めになってしまうという
悪循環を生むことが結構あるのです。

 

 

また、食事をするときに、怒り口調になったり、
子供の気持ちを高ぶらせたり、気分を悪くすると、
十分胃液が分泌されずに、消化不良の原因にもなってしまいます。

 

 

多くのお母さんは、ついつい日々バタバタと忙しくしていると、
無意識に聞いてしまっていることが多くあります。

 

 

でも、当のお母さんは、自分がそんなことをしているとは
思ってもいませんので、子供の反応が悪いと、子供に原因を
探しがちになるのです。

 

 

『HappyLuckyMe♪』を日々何気に言うことを
繰り返しているこのお母さんは、このあと子供たちが言い放った
一言にドキッとさせられるのでした。

 

 

次回はそんなお話をしたいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

『Happy Lucky Me♪』の
詳しいやり方はここをクリックしてください。

 

 

 

 

 

 

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