「どのようにして私たちの現実が創られるのか」
親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。
つまるところ、『感謝を笑顔でする心』を親である私たち大人が育むことである。
『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第60話:どのようにして私たちの現実が創られるのか」
就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。
前回、私たちは、本来人間は『中立』の状態に自分軸を置いて生きていることを思い出し、これからの時代をよりよく生きるために、子供にとっても、親御さんや私たち大人にとっても、大切な時期を迎えているというお話をしました。
今回は、自分軸を元にして、どのようにして私たちの現実を創るかについて、お話したいと思います。
自分軸、ぶれない自分と言われても、ピンとこないかもしれません。
このことを、とてもわかりやすく生きている人たちがいます。
それは、天真爛漫、純粋無垢と表現されることの多い子供たちです。
そんな子供たちは、いつも素直でまっすぐに、自分の気持ちにぶれることなく、自分自身を表現しているのではないでしょうか。
ただ、気を留めておかないといけないのは、ぶれない自分軸といっても、理性を持って行動することが大切であり、理性がないと単なるわがままになってしまいます。
理性とはgoo辞書によると、
1 道理によって物事を判断する心の働き。論理的、概念的に思考する能力。
2 善悪・真偽などを正当に判断し、道徳や義務の意識を自分に与える能力。
3 カント哲学で、広義には先天的能力一般。狭義には悟性・感性から区別され、悟性の概念作用を原理的に統一・制御・体系化する無制約の認識能力。理念の能力。
4 ヘーゲル哲学で、悟性が抽象的思考の能力であるのに対して、弁証法的な具体的思考の能力。
5 宇宙・人生をつかさどる基本原理。
子供の理性を育むのが、しつけです。それと同時に親である私たち大人も完璧ではありません。だから、子供と一緒に学び、気づき、人生を学び続けることが大切になってくるのです。
さて、子供も大人もこの心が平安で軽やかな状態でいるとき、これがぶれない自分軸です。
私たちが『自分らしくある。あるがままの自分』と、感じることができる状態です。
客観的に状況を俯瞰することができる状態です。
この心の状態から理性ある価値観に基づく考えをするとき、
自分らしく生きる望む現実を引き寄せ、現実を創るのです。
しかし、私たちの多くの現実は、日々の生活に追われて一日を通して受動的になり、不安や心配事、ストレスを感じるような環境に身を置いて生活しています。
頭では、「もっと自分らしく生きたい」と思っていてもそれは一時的でしかなく、原動力となる心は、どこか疲れていてどんよりとした気分になっていたりします。
すると、自分軸がぶれてしまいます。不安などの邪念が湧くと、その不安の感情が心を占め、その感情が行動や波長となってその現実を引き寄せ、現実を創ってしまうのです。
そして、多く私たちは、このどんよりした気持ちを、より平安で軽やかな自分軸の状態に戻そうとして、気分がよくなることを考えて日々過ごしているのです。
このように、私たちはそのような状態になる現実を、無意識に創っているのです。
現実は、自分の心の中にある思い(観念や潜在意識と呼ばれるもの)が外に投影され、映し出された結果なのです。
現実は、私たちの心が創ります。
私たちの心のあり方が、現実を創るのです。
だから、心が平安で軽やかな状態を創ること、私たちが日頃大切にしている理性ある価値観に基づく考えや、思っていることが大事になってくるのです。
次回は、そのことについて、さらに詳しくお話したいと思います。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
カテゴリー
- 幸せにくいのないような人生を生きる
- 優花と哲也の愛を育む物語
- まっすぐに生きるのが一番
- 自分が自分であることが幸せ
- 幸せになるための新社会人基礎力
- はじめに(やる気)
- Ⅰ.子育ての悩みはつきないもの
- Ⅱ.子育ては自己肯定感を高めること
- Ⅲ.自己肯定感を育みにくい理由
- Ⅳ.自己肯定感を高める子育て
- V.やる気にさせる必要はない!
- Ⅵ.これからはやる気を持たせる時代
- Ⅶ.子供にやる気の方法(基礎編)
- Ⅷ.子供にやる気の方法(体験談編)
- Ⅸ.就職しないできない若者
- Ⅹ.子供・若者の未来を創る
- 50代からの自分らしく輝く方法
- ありがとうの効果秘訣
- ありがとう10か条
- セミナー・ワークショップ開催報告
- メソッド物語序編
- メソッド物語本編
- メソッド物語実践編
- 今を生きる4つの心の法則
- 気づきの宝箱
- 奇跡の婚活物語
- 奇跡の婚活物語の手記
- 徒然思うままに
- 観念が創り出す心の罠
- 理想のパートナー観念の罠
- 心で気づく心のメカニズム
- 心のセラピー物語Ⅰ
- 心のセラピー物語Ⅱ
- 心のセラピー物語Ⅲ
- チャンスはどこにでもある
- 出逢ってくれてありがとう
よく読んでいただいている記事
- 奇跡のような転機(私のありがとう体験談④) - 12,676 views
- 孤独な人に手をさしのべたとき、その人は癒され、あなたは贈り物を受け取る! - 9,030 views
- 「子供・若者の職業観(働く目的)が変化している?」 - 3,952 views
- 『もう一つのエピローグ』(「出逢ってくれてありがとう」) - 3,613 views
- 自己ヒーリングしていた!(私のありがとう体験談③) - 3,577 views
- ワクワクする創造性は、あなたの心の欲求を満たしてくれる! - 3,182 views
- ありがとうの達人のなり方 - 3,181 views
- 「感謝の日記帳」 - 3,038 views
- 四.進歩進展、現状打破のいしづえとは - 2,786 views
- 「『主体性』と『自主性』との違いを言えますか」 - 2,708 views
最近のコメント
- 奇跡のような転機(私のありがとう体験談④) に 前中光曉 より
- 奇跡のような転機(私のありがとう体験談④) に 高木淳子 より
- 奇跡のような転機(私のありがとう体験談④) に 前中光曉 より
- 奇跡のような転機(私のありがとう体験談④) に 高木淳子 より
- 「自分らしく輝くために知っておきたいこと(前半)」 に 前中光曉 より
- 「自分らしく輝くために知っておきたいこと(前半)」 に ゆみこ より
- 彼女に催促したありがとう に 藤原康典 より
最近の投稿
- 「次世代をつくる若者の反映は私たち大人」
- 「自信が持てない若者の自信が持てない言動」
- 「日本は便利になり若者がダメになる?」
- 「やっぱり“ありがたみの心”を知る人は強い」
- 「中学生の就業体験からの学び」
- 「無力さの中にある才能」
- 「二つの文章。どちらが幸せな生き方?」
- 「人生の主人公は自分自身だと自覚する時代」
- 「“おはよう”の挨拶が起こした奇跡」
- 「足の裏の米粒」
- 「人生頼って、頼られて、」
- 「人生愛して、愛されて、」
- 「危ないひとりよがり…」
- 「なにかのために時間を使うのではなく…」
- 「私はこういう人間だからと決めつけて」
- 「今の自分は、自分のことがそんなに嫌いじゃない」
- 「ポジティブな心を育む三つの心と五つの気」
- 「忘れない三つの心」
- 幸せにくいのない人生を生きる
- 「ありがとうを言う数だけ人は幸せになる?」
アーカイブ
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
2025年5月 月 火 水 木 金 土 日 « 12月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31