20140414やる気

 

親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。

 

つまるところ、『感謝を笑顔でする心』を親である私たち大人が育むことである。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第60話:どのようにして私たちの現実が創られるのか」

 

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

前回、私たちは、本来人間は『中立』の状態に自分軸を置いて生きていることを思い出し、これからの時代をよりよく生きるために、子供にとっても、親御さんや私たち大人にとっても、大切な時期を迎えているというお話をしました。

 

 

今回は、自分軸を元にして、どのようにして私たちの現実を創るかについて、お話したいと思います。

 

 

 

自分軸、ぶれない自分と言われても、ピンとこないかもしれません。

 

 

このことを、とてもわかりやすく生きている人たちがいます。

 

 

それは、天真爛漫、純粋無垢と表現されることの多い子供たちです。

 

 

そんな子供たちは、いつも素直でまっすぐに、自分の気持ちにぶれることなく、自分自身を表現しているのではないでしょうか。

 

 

ただ、気を留めておかないといけないのは、ぶれない自分軸といっても、理性を持って行動することが大切であり、理性がないと単なるわがままになってしまいます。

 

 

理性とはgoo辞書によると、

 

1 道理によって物事を判断する心の働き。論理的、概念的に思考する能力。

 

2 善悪・真偽などを正当に判断し、道徳や義務の意識を自分に与える能力。

 

3 カント哲学で、広義には先天的能力一般。狭義には悟性・感性から区別され、悟性の概念作用を原理的に統一・制御・体系化する無制約の認識能力。理念の能力。

 

4 ヘーゲル哲学で、悟性が抽象的思考の能力であるのに対して、弁証法的な具体的思考の能力。

 

5 宇宙・人生をつかさどる基本原理。

 

 

子供の理性を育むのが、しつけです。それと同時に親である私たち大人も完璧ではありません。だから、子供と一緒に学び、気づき、人生を学び続けることが大切になってくるのです。

 

 

 

 

さて、子供も大人もこの心が平安で軽やかな状態でいるとき、これがぶれない自分軸です。

 

 

私たちが『自分らしくある。あるがままの自分』と、感じることができる状態です。

 

 

客観的に状況を俯瞰することができる状態です。

 

 

この心の状態から理性ある価値観に基づく考えをするとき、
自分らしく生きる望む現実を引き寄せ、現実を創るのです。

 

 

 

しかし、私たちの多くの現実は、日々の生活に追われて一日を通して受動的になり、不安や心配事、ストレスを感じるような環境に身を置いて生活しています。

 

 

頭では、「もっと自分らしく生きたい」と思っていてもそれは一時的でしかなく、原動力となる心は、どこか疲れていてどんよりとした気分になっていたりします。

 

 

すると、自分軸がぶれてしまいます。不安などの邪念が湧くと、その不安の感情が心を占め、その感情が行動や波長となってその現実を引き寄せ、現実を創ってしまうのです。

 

 

そして、多く私たちは、このどんよりした気持ちを、より平安で軽やかな自分軸の状態に戻そうとして、気分がよくなることを考えて日々過ごしているのです。

 

 

このように、私たちはそのような状態になる現実を、無意識に創っているのです。

 

 

現実は、自分の心の中にある思い(観念や潜在意識と呼ばれるもの)が外に投影され、映し出された結果なのです。

 

 

現実は、私たちの心が創ります。
私たちの心のあり方が、現実を創るのです。

 

 

だから、心が平安で軽やかな状態を創ること、私たちが日頃大切にしている理性ある価値観に基づく考えや、思っていることが大事になってくるのです。

 

 

次回は、そのことについて、さらに詳しくお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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