第二の法則 『ほんとうの自分を知る法則』

「自分らしい生き方 ~その1~」

 

ほんとうの自分。

それは、自分らしいあるがままの自分を知り、

そのすべてを受け入れ、自分自身の人生を生きることです。

 

自分らしいあるがままの自分とは、

自分が心からほんとうにそうしたいから「する」

と言う動機から発せられた行動であり、体験なのです。

 

 

前にも書きましたが、自分の良いところも悪いところも

すべて知ってもらって人と関わることができたなら、

どれほど自分自身が、オープンに何ごとにも恐れず、

周りの人の目や顔色を気にせずに、 堂々と自分らしく生きられるでしょうか。

 

私たちは、そんな生き方をどこかで夢追いながら、

知らず知らずのうちに自分の人生を生きずに、

他人の人生を生きていることがあるのです。

 

 

では、いったい他人の人生を生きるとは、 どういうことなのでしょうか。

 

例え話として、親の期待に応えようと がんばろうとすることがあります。

 

例えば、十代の始めの頃、 親の喜ぶ顔が見たい一心でがんばったりします。

 

年齢を重ねるにつれて 期待に応えられない自分がいると、

親に対して反抗的になったりするものですが、

心の奥深い潜在意識では、何とか親を喜ばしたいと思いながら、

心の中でもがき苦しんで葛藤したりしています。

 

葛藤とは、両手を広げて左右から 誰かに手を引っ張られている心の状態なので、

自分を保つためにとてもエネルギーを消耗させてしまいます。

 

そんな疲れ果てた状態では、 何かをするパワーは起こらなくなり、

そんな人の中には「私の人生なるようにして」と、 抵抗することを諦めてたり、

「どうせやっても・・・」と何もする気が起こらなかったりして、

誰かに引っ張られるような流された人生を送ってしまうことがあります。

 

例えそんな状態になったとしても

潜在意識(頭の意識では気づいていないが、 心の部分では過去として残っている状態)では、

何とか期待に応える人間でありたいと思いながらも、

期待に応えられない自責の念にかられて 自分を罰してしまったりします。

 

 

私たちは、よく他人の期待に応えるために 一生懸命人生を生きようとします。

 

自分の人生ではなく、他人のために、 他人の期待に応えるような生き方をしてしまいます。

自分の気持ちよりも 他人の顔色や言動を伺いながらの人生は、 とても疲れてしまいます。

 

先ほどのところでも述べましたが、 自分のために、

「自分が心からほんとうにやりたいからやる」 と言う発想を持って生きようとするとき、

私たちは私らしい生き方を生きるようになっていけるのです。

 

 

次回は、ある親の期待に応えられないと悩んでいた、

ある社の社長の息子さんが、 他人の人生を生きようと苦しんでいた気持ちを、

自分のためにと発想を変えて、 自分のために自分の人生を生きようと決意した、

お話をしたいと思います。

 

 

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