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「奇跡へのアファメーション③」

 

私は「心の五本の矢」を使って、本来の自分自身のあるがままの状態を創り出すと、早速結婚のアファメーションの文を作成しました。次のような宣言文です。

 

『私は、今年の11月までにゆか(仮名)と結婚します。』

 

この言葉を声に出して言うと、本当にそうなんだ!というには程度遠い自分がいました。そして、意識を集中して気持ちがオープンになっていたこともあり、いきなりたくさんの邪念と恐れが出てきて、次にいう言葉が弱々しいものになり、言葉に詰まりました。

 

特に期限の「11月までに」というところに、もの凄く現実味をおびて自分の自信が揺らぐほどの恐れが出てきました。

 

実はこの「11月」というのは、5月末に『奇跡の婚活物語』を公開し始めたので、6か月後までに「思いを現実にする」と、勢いで思っただけだったのです。

 

そんな勢いだけの思いも重なり合って、強烈に邪念や恐れが出てきました。前回の例えで出した下記の言葉そのままが…。

 

「こんな俺は彼女にふさわしくない。」

「彼女を幸せにするための十分な経済力がない。」

「俺は彼女を本当に幸せにすることはできないのではないか。」

「彼女は俺のことを本気で好きになってくれるだろうか。」

 

ただ、この言葉をいきなりしていたら、ネガティブな感情におののいて、『今日しなくてもいいか、またこの先にでも…。』と思っていたかもしれません。

 

「心の五本の矢」の言葉を使って、高い意識の状態になっていたからか、その言葉に向かう心の楽さというかへんな自信みたいなものがあって、強い影響を受けずに自分の中心に意識をもどしていきました。

(本来は、ガイド役(コーチ役)の人と一緒にやるものなので、今回一人でするから余計に自分を強く律する必要があり大変でした…笑。)

 

 

やっていくと大きな怖れの抵抗は、経済的なことの物理的な問題でした。この問題は現実を見せつけられるので、その物理的な現実を解決する以外答えがないように思ってしまいます。

 

そんな中でネガティブな観念を処理するとなると、これ以上先に進めなくなるのが普通だと思います。これが幻想だとか、前に進む抵抗している怖れだとか言われても、その先にある経験したことのない真実もまた、幻想にしか思えないのですから。

 

それでも自己宣言の言葉に意識を戻して、このセッションを続けていくと、思わぬ深い観念(感情)ができてきます。

 

それは、物理的な問題が根本ではなく、その物理的な問題に気がつかずにくっついているネガティブな観念が根本的な原因だとわかってきます。

 

それは、例に取るとこんな隠れた観念です。

「経済的に自立していない自分は、社会に受け入れられない。」

「経済的に豊かでない自分は、人を幸せにできない。」

「男として結婚するには、経済的なことには責任を持たなければならない。(お金で苦労をかけたくない。貧乏な思いはさせたくない…。)」など。

 

ここでの根本的な隠れたネガティブな観念は、 「経済的に自立していない自分は、社会での存在価値が…。生きている価値が…。経済的な豊かさ=幸せなんだよな…。男としての責任(=義務)…!」

 

この隠れた観念、「こうならなければ、私は私として存在する価値がない!」と思っている、心に隠れた観念がどれだけ自分を枠にはめて窮屈にしているか、というものが出てきます。

 

それはこれを例に取ると、無意識に自己否定をし、強い義務感から無理だという無価値感や、燃え尽きてなにもしたくないといった無意味感に陥ってしまうか、もう陥っているかもしれません。こんな自分が嫌だという自己嫌悪やこんな自分はダメだと自分を罰している罪悪感もあるかもしれません。

 

そんなことを無意識に思いながら、表面的(顕在意識)にはがんばろうとしても、思うようにできないゆえんなのです。

 

そして、それが本来自己成長するための人間関係に悪影響を及ぼしていく原因にもなりえて、またこの状態が、人をどのような状態にさせてしまうか容易に想像できるのではなないでしょうか。

 

人間関係の心のメカニズムの話は、

今下記の構想中の『心の底から自分らしく生きるメッソド(仮題)』の話の中で、

特に第4部でお話できたらと思っています。

  第1部 あるがままの自分(心の五本の矢)

  第2部 自分がやりたい人生の目的を見つけ出す

  第3部 自分が思う望みを手に入れる

  第4部 最高の人間関係を築く

  第5部 人生の流れに乗る

 

話を戻しますと、私はそれらの隠れてくっついていたネガティブな観念に気づきながら、変容して手放して(※)いきました。そして、彼女と結婚するという言葉(信念)を自分の軸にもどして、さらに自分が望む思いを創っていきました。

(※)このネガティブな観念に気づきながら、変容して手放してだけでは、どういうことなのかわかりにくいと思います。詳しいことは、構想中の『心の底から自分らしく生きるメッソド(仮題)』の中で紹介していきます。

 

この隠れてくっついていた観念を変容させた後のアファメーションの最後のお話については、次回7月23日(火)にしたいと思います。

 

 

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