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「奇跡へのアファメーション④」

 

彼女と結婚するという言葉(信念)を自分の軸にもどして、さらに自分が望む思いを創っていきました。私は自分軸から自分の意識がずれても、つねにこのアファメーションの文章(彼女と結婚する)に意識を戻し、声を出して宣言しながら、怖れやネガティブな観念を処理していきました。

 

ある段階になると胸の辺りが軽くなってきてすっきりした状態になり、ネガティブな観念も出てこなくなります。あとは「今ので、うまく言えたかな?これでうまくいっているのかな?」と、もう自分の心の中で、本当に自分が納得してそう思えているか、自分の正直さだけになってきます。

 

 

このアファメーションの着地点は、自分の正直さの中で、自分にこれでいいと許可を出すことです。つまり、自分が決めて自分に責任を取ることです。 (この許可を出すという決断もかなり人によっては抵抗が出てきますが、これも「心の五本の矢」の言葉をやれば処理できます。)

 

この状態で自分に許可を出すと、そこにある気持ちはただ「彼女と結婚する」しか選択肢がないのです。

 

変な言い方に聞こえるかもしれませんが、邪念や恐れや不安がないから「彼女と結婚する」という100%な気持ちしかないのです。まさにぶれない心のあるがままの状態なのです。

 

コミットメント(強い決意)とは、100%であると言われる状態です。

 

ただ意識を思考に戻すと、いろいろな思いマイナスの思いも浮かんできます。でも不思議なことに、マイナスの思いが出てきても、今までのように影響を受けずにそんなことどうでもいいと思えるのです!なぜなら、心は「結婚する」という気持ちに満たされているからです!!

 

もっとわかりやすく言うと、今にも口に入れたくなるようなおいしそうなご馳走を目の前にして、その食べ物に気持ちが満たされていると、さっきパンストを引っかけて伝染したことが頭によぎっても、そんなことどうでもいいのです!(笑)それほど本当はシンプルなことなのです。

 

 

私はこの状況を創り出したとき、彼女に対してとても心大きな自分がいました。それは、彼女への期待や執着・依存的な自分といった、知らず知らずのうちに身に付けていた鎧を脱ぎ捨てたような軽い気持ちになっていたのです。

 

そして、『彼女が自分の寂しさを埋め合わせてくれるものなんだ。』と心の奥底で思っていた自分が、いかに自分勝手で傲慢であったかに気づくのです(笑)

 

本質的な「心の五本の矢」を使って隠れた心の観念を処理して、さらに今回のように自分が望むことをフォーカス(焦点を当てて)してアファメーションをすると、インスピレーションが研ぎ澄まされ直感が冴えます。

 

共時性の一致というシンクロニシティという必然がたくさん起こります。ものごとにいい流れができて、日常生活でも少々のことではネガティブなことに影響を受けない自分がいたりと、たくさんの感謝も生まれ恩恵を引き寄せ受け取ることができるようになります。

 

なぜそのようなことが起こるというと、自分の意識の中に、邪魔をしていた観念を変容して手放し、自分が望むアファメーションで新しく自分らしい役に立つ信念を創り出したからです。

 

つまり、信念が思考を作り、その思考が感情や言動を創ります。そして、私たちの信念(観念)が現実を創るのです。

 

本質的な「心の五本の矢」という自分らしい役に立つ信念が、自分自身に身に付けばつくほど、ネガティブな影響を受けることが減ってきます。

 

だからといって、両極性の法則からしてもネガティブな感情がなくなるということではないのです。つねにポジティブもネガティブも存在し続けます。 (両極性とは、1枚のコインには裏と表があるように互いに相反するものがあるという考え。ポジティブとネガティブや喜びと悲しみなどつねに両方がある。)

 

 

でも、不思議なことにポジティブな意識を自分自身に身に付けていくと、ネガティブな問題や感情が出てきても、それが自分を成長させるための課題や気づき・学びの贈り物と思えるようになるのです。そうなれば占めたものです!

 

それは、失敗から学ぶことであったり、辛いことや悲しみから、そこに人のつながりや温もりに気づきその有り難さに感謝できたりするのです。いわゆるポジティブ思考になるのです。だから、影響を受けにくくなるのです。

 

 

このアファメーションは、あくまでも自分自身の中だけでおこないます。相手になにかをしたり、相手を変えようとコントロールするものでは決してありません。ただただ自分の中を変えていくだけです。そして自分軸にいることによって、知らない間に周りに影響を及ぼしているのです。

 

私がアファメーションをした数日後、不思議と彼女から次のようなメールがありました。

「先週会ったのに、長い間会ってない気がする~(泣)なんか変な感覚やね。」と。

 

私はその言葉を見て、正直びっくりしました。出会ったはじめの頃にはよくあった言葉も、数か月も経ってどこか新鮮さよりも信頼関係や心の結びつきが大きくなってきた頃だけに、出会った頃のようにまた新鮮な気持ちを味わえるなんて、こんなに不思議で嬉しいことはなかったです。

 

自分が変わることで、そこには自分にも彼女にも周りにも、たくさん感謝が生まれます。そんな状態が彼女ともいい相乗効果を生んだのだと思います。

 

そして、自分が多くの人に支えられて、生かされていることを実感します。その中でも、彼女の心の偉大さと彼女の人としての存在に助けられてきたからこそ、ここまで自分が強くなってこられていると実感しているのが、正直な私の気持ちです。彼女には、本当にいつも感謝しています。

 

 

この物語の結果はでていませんが、正直今、有り難いことに私がこの物語を書いていることが、自分にとってすでに奇跡のように感じています。

 

今の私にできることは、自分の心の不足感に注意が向いて相手のことをあれこれどう思うかよりも、つねに自分軸にいて、自分を信じて自分の人生を生き続けるのみです。

 

毎回読んでくださっている方々には、本当に心より感謝しています。どれほど勇気をもらって励まされているか、いつも本当にありがとうございます。

 

 

次回の『奇跡の婚活物語』7月25日(木)は、このアファメーションをしたあと、私が彼女に意を決して向き合ったことがありました。そのことをお話ししたいと思います。

 

 

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