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「彼女を自由に。そして私も自由に。(前編)」

 

アファメーション(自己宣言)をしてから、自分自身の意識や気持ちが変わったように思います。彼女に対しても、なにごとに対しても楽に、そして日々の生活にいい流れができてきました。

 

だからと言って、ネガティブなことに全く影響を受けないというと、そうではありません。ただ、影響を受けていても、自然と楽観的にものごとを捉えて前向きな対処をしていたのかもしれません。

 

 

人生とは、日々自分が成長することだと感じます。その証拠に自分が前に進むと、また新たに自分が成長するための課題がやってきます。

 

それは、ときに本人にとっては、大きく立ちはだかる壁のように感じます。そのことは、とても勇気が必要だったり、逃げたくなったり、一番やりたくないことだったりします。

 

でも、そのときの課題は、不思議と必ず自分が乗越えられる成長できる状況で課題がやってきます。以前だったら無理と思えたことが、今ならそれを乗越えることができる情況でやってくるのです。

 

そのことを知るだけでも、人生がとても生きやすくなります。

 

 

さて、私も彼女と日々前に進むに当たり、彼女と向き合わなければならない課題が出てきました。

 

それは、彼女とのデートは、仕事帰りの食事デートだけで、休みの日に一緒にどこかえへ行ったりと進展しないことでした。

 

私の中では、彼女の理由を推し量って「ま、いつかタイミングが来るだろう。」と思って、自分に納得させていましたが、アファメーションをしたあと、私の中で彼女との心の距離がより近づいていい関係になってきた実感がありました。

 

 

その彼女に意を決して向きあったのは、5月の末のことでした。私は、またそろそろ食事デート以外のデートに誘ってもいい頃だと思い、彼女との食事デートのときに9月公演のミュージカルに行かないかと誘ったのです。

 

私は、彼女が以前に劇団四季の「ライオンキング」を観に行って、とても感動した話を聞いていたので、この話をしました。

 

話をすると彼女はとても乗り気で、彼女がスケジュール調整するため詳しい日程を、私が家に帰ってメールで連絡することになりました。その場で確認もよかったのですが、他に話をすることが盛りだくさんだったので、というより、あとでまた彼女とメールのやり取りができる楽しみを選択したのでした。

 

 

私は次の日に、サイトのアドレスを添付して彼女にメールで日程を知らせました。その日の夜遅くに彼女からメールがありました。

 

私は彼女からのメール全文を読んだとき、私はとても違和感を感じました。それは、彼女が行きたくないのを私のことも気を遣いながらどうやって断ろうかと、いつもの彼女らしからぬ慌てぶりが読み取れたのです。

 

私はメールを読み終えたとき、その行きたくない言葉の慌てぶりに思わず笑ってしまいました。

 

私は腹が立つというよりも、以前から食事以外のデートに誘ってもやんわりと断られて来たので、彼女の中でよっぽどな理由があるのだろうと思うと、なぜかすべてを手放せたような楽な気持ちになって、彼女には友達を優先するように返信しました。

 

 

その晩、私は布団の中であれこれ考えました。そして思ったことは、このままの状態で行くと、彼女は変なプレッシャーというか気まずさが残って、二人の関係がぎくしゃくするように思いました。

 

というのも、彼女と会って話をしていたことなどを整合していくと、あまりにも会話をしたことに矛盾することが多かったからです。

 

私は、彼女の本心の理由も知らないのに、自分の一方的な期待を押し付けたら、ますます彼女は気まずくなって身動きが取れなくなると思い、どうしたら二人の関係がこれからもよりよくなるか考えました。そして、ある答えに辿り着きました。

 

これは私の想像と直感でしかないのですが、このように思いました。 それは、7月4日の『奇跡の婚活物語』「明日彼女が帰国する」のところで和尚と私の対話に書いた、次のような彼女への思いです。

 

 

『俺は知っているんだよ。彼女が俺とまだ付き合えないってことが。今彼女が俺と付き合ったら、今まで我慢してる仕事に気持ちが入らなくなって辞めたくなるから、いや彼女はきっとすぐに辞める。彼女はそういう人なんだよ。

 

彼女は毎回の仕事帰りの食事デートには、いつも喜んで来てくれる。でも、二人きりでどこかにいったりしたら、恋人同士の気持ちが高まってしまうだろう。そんなときに俺に告白されたら、今の俺の経済的な状況では“NO”としか言えないから、“NO”っていったら今のこの関係が永遠に終わってしまうと思うだろう!

 

“今は付き合えないって”言いたくないし言えないだろう!それに、俺に理由聞かれて、“俺が成功したらって”そんな天秤に掛けたような駆け引きみたいなことは、彼女はできないんだよ!彼女はそういう人なんだ。彼女もほんとはつらいんだよ!!

 

だから彼女は、俺を待ってくれているんだよ。だからいつも話を聞いてくれて、俺のミッションやビジョンを話したときも、『いつでも近くで見守ってるね。』っていってくれて、応援してくれているんだよ!!彼女は俺が今の仕事に道筋が付いたら迎えに来てほしいって、待ってるんだよ!! 』と。

 

 

いざ、この思いを実際に書いて送ろうとすると、私は恐れが出てきました。

『勝手な思い込みによって余計に気まずくなり、これで関係が終わってしまうのではないか!でも、このままでも確実に関係がぎくしゃくするのは目に見えている…。じゃどうしたらいいんだ!!』と、私は自分の中で心の板挟みになってしまったのでした。

 

次回、7月28日(日)『奇跡の婚活物語』「彼女を自由に。そして私も自由に。(後編)」につづく。

 

 

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