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◇心の底から自分らしく生きるメソッド(序編)◇

『光曉和尚の愛と心のセラピー物語』

~私、もっとストイックになりたいんです~

 

§ 自分らしく生きるために(前半)

 

前回、和尚は、瑞枝にマイナス思考を繰返さないための話をしていくうちに、『自分を律することのできる価値観』からの心の核が、まさしく『心の底から自分らしく生きるメッソド』でする『心の五本の矢』の実習になってくるので、

ここで瑞枝に『心の底から自分らしく生きるメッソド』のモニターになってもらうことをお願いしたのだった。

 

「瑞枝さん、自分に『自分を律することのできる価値観』からの心の核が必要になってくるというお話は、理解できましたか」

「そうですね。自分の心を強く持てる考え方の核が必要ってことですか」

「自分の心を強く持てる考え方の核っていわれると、微妙にニュアンスが違ってくるのですが、『自分らしくなるための強力な考え方(信念)となる心の核の言葉』ということなんですが。もう少し説明した方がいいですかね。

 

『自分らしく生きるための心の状態を創り出す、人間の本質的な核となる言葉』があって、それを自分の心に落とし込むと、本来の自分らしさという波動の高い意識の状態を創るんです。

波動の高い意識の状態ですから、自分の真心から人、ものごとを強く求めれば、そのような人、ものごとを引き寄せてきます。

 

だから、自分の思う望みが現実になっていくということなんです。結婚も人生も、自分が望む結婚や生き方を引き寄せるようになるのです」

「そんなことできるんですか!」

「できます。その方法があるのですが、それは、私が今まで学んできてまとめた『心の底から自分らしく生きるメッソド』という方法なのです。

 

そこで、先ほどに瑞枝さんにお願いがあるといったのは、実は、この『心の底から自分らしく生きるメッソド』を実践的にするために、モニターになってもらいたいのです。実際にこのメソッドを受けてもらいたいのです。

 

効果はあります。らくに自分自身が生きられるようになります。これは、私が実際に学び体験して成果があったものをまとめたものです。そして、実際に私が他の人に今までやってきて効果があったものばかりです。それを一つにまとめてプログラムとして体系的にしたものなのです。

 

プログラムですから、1回受けてそれで終わりではなくて、プロセスを踏みながら受けた人が理論でも落とし込んで体得して、その人が日常に戻ってもできるようになってもらいたいのです。

 

なぜなら、この『心の底から自分らしく生きるメソッド』の目的は、

「心の底から自分らしい人生を生きる」ことだからです。

 

『自分らしく生きる』とは、『自分を律することのできる価値観』

簡単にいうと『自分の真心からの言葉や行動ができる考え方』を持って、

自分自身を生きることなのです」

 

瑞枝は、和尚から話を聞いてびっくりした。

自分が望む結婚や生き方を引き寄せるような方法があると聞いて知りたいと思ったが、なんちゃらメソッドと聞いてなにかすごいことのような、また街角でよくキャッチセールスに声を掛けられるあの手の変なことに巻き込まれるような気がして不安になった。

それと同時に、自分なんかよりも他の誰かの方がうんと適しているのに、和尚がこんなびびりでちっぽけな自分を頼りにしてくれたことは嬉しかった。

 

「いきなり言われて、びっくりして不安な点もあると思います。

でも、これを受けたからといって、次の日から変な自分になったり、生活が一変するわけでもありません。現実は変わらずそこにあります。ただ、ものの見方、考え方が意識の高い状態にあるので、同じものごとが違った感じで見えてきます。

 

わかりやすく例えれば、

景色のいい山の高台から下を見下ろしたときに感じる、爽快で心が開放された気分のいい状態と思ってもらえれば、わかりやすいかもしれません。心がとてもリラックスした状態で、その状態が長く続くのです。瑞枝さん、そんなときってネガティブな情況に影響されにくいと思いませんか。

 

同じように日常の中でも、ネガティブな情況に影響されにくくなるんです。影響されても、心に余裕が生まれていますから、ものごとや自分の感情をどうすればいいのか、上手く対処できるようになります。

また、自分に自由さを感じていますから、よりよくなるためのコミュニケーションが自然と取りやすくなります。当然、言葉も声にも温かみがあって穏やかになっています」

瑞枝は、和尚の話にどこかで丸め込まれないように身構えて話を聞いている自分がいたが、和尚の話を聞いていると、祖父の法事のときにお坊さんが話してくれたお説教を聞いているような、穏やかな感じの自分を思い出していた。

 

「いってみれば、私がしようとしていることは、本来人が持っている当たり前のことを、はっきり意識して自分の意志で使えるように、思い出してもらうことなのかもしれません。

 

瑞枝さん、今は心の時代と聞いたことがあると思いますが、それなのに世の中は、大切な心を忘れるような生き方になってきていると思いませんか」

和尚は、そう言って一呼吸入れたのだった。

 

つづく。 次回は、明日9月15日(日)

「自分らしく生きるために(後半)」

【序編のまとめ:このメソッドの核心への思い】をお話します。

 

※この物語は、実話にもとづいたフィクションであり、登場する人物など、実在のものとはいっさい関係がありません。

 

 

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