◆心の底から自分らしく生きるメソッド（本編）◆
～私、自分らしく人生を生きます～
§ メソッドの誕生秘話②
前回、このメソッドを通して何がしたいのかをお話しました。しかし、そこに行きつくまでには、精神性と物資性の矛盾を抱えて長年試行錯誤を繰り返し、苦しんできた現実がありました。
今回は、その苦しむことになった体験についてお話したいと思っているのですが、その前に、その苦しむ体験の原因となったスピリチャルな体験を先にお話します。
これからするお話は、今から８、９年前の２００４年９月～２００５年２月の間に、スピリチャル性の高いセミナーを受講して体験した出来事です。それが苦しむ体験の原因となるのですが、その体験そのものは素晴らしく、私と両親に奇跡と思える体験をもたらしてくれました。
この素晴らしい体験をしたことによって、苦しむ原因となるのですが、そのあたりも踏まえて、お話を進めていきたいと思います。
私は、１９９７年１月に、意識や感情を扱うプロセス志向のセラピースタイルの心理学の門を叩きました。それからそこで、自分の感情と向き合いながら自分の心にブレーキを掛け邪魔をしている感情を癒し解放していきました。
心が癒され解放されていくと、人間が本来持っているスピリチャル性にも目覚めていきました。私は、さらにスピリチャル性を求めるようになりました。そして私は、あるスピリチャル性の高いセミナーを受講したのです。
そこでもさらに自分の感情を癒しながら、本来の自分らしい状態になるために、スピリチャル性を高める実習を続けていきました。
その中である実習がありました。それは誘導瞑想に似たものでした。私は、ベッドの上に目を閉じて寝転がり、そして、どんどん自らの意志も使いながら深い意識へと入っていきました。
同じセッションを２回繰り返し、どんどん深く高い意識の状態をつくり、そして最後のセッションをしました。
セッションをはじめていくと、目の前に黄金の世界が見えました。それは金ぴかの黄金色というよりも、採りたての濃厚なはちみつ色と言ったらいいのでしょうか、その色の世界に私の意識だけがあるような状態でした。
さらによく見るとその世界の先には、それこそ金ぴかに光る眩しい黄金の色が見えました。
私は、そこへ行こうと思ったのですが、急に怖くなり進むのを拒む気持ちが浮かんでいると、意識が引き戻されたのでしょうか、私は目を覚ましました。目を覚ますと、よく危篤状態から目を覚ましたときの描写がありますが、それを思わせるような放心状態がしばらく続いていました。
ようやく意識が現実に戻ると、セッションが始まって３０分ほどだと思っていたのですが、なんと２時間近く過ぎていました。１セッションは、だいたい３０分から長くても１時間ぐらいで終わるものですから、なにか時間を超越していたようでした。
私はセッションが終わったので、その報告をするためセミナーの師のところに行きました。すると師から「それは悟りの一部です」と言われました。私が半信半疑でいると、師はその情況を細かく説明してくれ、その言葉が私の体験にそのまま当てはまったので、私は「そうなのかな」と思いました。
後日談ですが、帰ってからライトワーカーの先生（手かざしで人が癒せ、人の前世やその人のことがわかる）のところに遊びにいったときに、先生は悟りという言葉は使いませんでしたが、かなり高い意識レベルを体験していたようでした。
その体験後、変化がありました。驚いたことに先ほどまでの各々の室内が、まるで違った意識で見えるのです。しいて例えるなら、晴れた日の景色のいい高台から見下ろし、あの開放感のある視界がスカーッと広がるような感じで、ものごとが見えるのです。
その感覚の違うところは、自分が主体（自分のセンターとも呼ばれる状態）であることがわかり、つねに自分の存在を感じて、自分の意志ですべてを選択するのがわかる感覚でした。
そして、ものごとに対して価値判断することがなく、すべてがあるがままのゆるしの状態でした。気分は穏やかで平和に満ちてすべてに感謝で、幸せだと思える状態でした。無条件の愛で満たされていると言われれば、こんな感じなんだと思える状態でした。
その状態は帰って来てからも、あのときの状態ほどではなくなっていましたが、それでも今までにない感覚がずっと続いていました。
そしてこの体験は、私の生活に素晴らしい経験をさせてくれました。もし、私がこのタイミングで、この意識の高い状態の体験をできたことが必然ならば、宇宙は、神は、天は、最高のタイミングで私にギフト（贈り物）をくれたと思います。
それが、私と父と母にもたらしてくれた、奇跡と思えるお話です。
次回、その私と父と母の奇跡と思えるお話をして、私が苦しむことになった体験をお話したいと思います。
つづく
次回は、明日９月２１日（土）「メソッドの誕生秘話③」をお話します。
最後までお読みいただき、心より感謝いたします。 ありがとうございます。
