気づきの宝箱:「感謝の倍返しだ」

 

『感謝の倍返しだ。それが俺(私)の人生の流儀だ!』

 

こんな言葉が毎日日本中の、 どこかでいたるところで口ずさまれていたなら、

この日本という国も、いい波動というエネルギーもあがり、

もっと生きやすい世の中に変わり出しているかもしれない。

 

半沢直樹のドラマも、 次週つづきがあるような銀行からの出向の辞令で終わった。

この半沢直樹の生きざまに、 多くの人が何かしらの影響を心に受けたのではないだろうか。

 

 

さて、それはさておき、先日の話である。

 

ある日私は、線路沿いの細い道を車で走っていた。

その道は狭く、車はおろか自転車もすれ違うのが難しく、

人も車が行きすぎるのを見守って、すれ違えるような道だった。

 

その日私が走っていると、

前から母親と小学2年生ぐらいの男の子が自転車に乗って、

私の車を見るとその場所で立ち止まった。

 

母親と男の子は、

どうなるのかという不安げな顔をして、 こちらを見ていた。

 

このままなら、

自転車が方向転換するほうが、 行き違える場所が近いのだが…。

 

私はそんな親子の顔をみて、

できるだけ路肩の広い場所を見つけて、

民家のちょっとしたスペースを拝借して、

 

左いっぱいに車を寄せて、

自転車が通れる スペースを作って車を止めた。

 

母親が通りすぎ、男の子が通りすぎるときに、

『ありがとうござます』とお礼を言われたのだった。

 

私も『いいえ気をつけて』と思わず返していた。

男の子の本当に気持ちのいいありがとうだった。

 

私は車を走り出すと、

とても気分がよくなり心から嬉しくなっていた。

 

ふと、私はたった一言の『ありがとう』が、

相手である私をこれほどまで、気分よく嬉しくなって、

幸せな気持ちにさせてくれたことに、感激したのだった。

 

感謝の伝え方は、たくさんあるかもしれないけれども、

『どうも』ではダメなのである。

『すいません』でもダメなのである。

『ありがとう』という言葉なのである。

 

『ありがとう』という感謝の言葉、

それは本当に相手に倍返し以上になって、

人の心を豊かに幸せにするものなのである。

 

そして、廻りまわって、 自分に返って来るのである。

 

 

明日9月26日(木)は「メソッド本編」に戻り、

「このメソッドのコンセプトのまとめ」をお話します。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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