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◆心の底から自分らしく生きるメソッド◆

「光曉和尚の愛と心のセラピー物語」

~私、自分らしく人生を生きます~

 

※はじめてこられた方は、

この物語の『登場人物』・『あらすじ』を 先にお読みいただければ幸いです。

 

 

§ マインドマップの完成

 

前回、瑞枝は“変わる”言葉を言い続けて100%の体験をし、そのときの状態は自分が中心いるような感じになっていた。和尚はこのいい感じの状態を使って、途中で止まっていた瑞枝のマインドマップを取り出し、そしてその続きをしようとしたのだった。

 

和尚は瑞枝に彼女のマインドマップを見せながら言った。

「もう一度、瑞枝さんが書いたものを見てもらっていいですか。今、不思議とこのマインドマップを客観的な自分で見ていませんか」

「そうですね、客観的に見ている自分がいますね」

「この今の状態で、自分のネガティブな感情を見れたらいいと思いませんか」

「そうですね、この状態で自分のネガティブを見れたらいいですね」

 

「そのためにも、自分が今のようなポジティブな状態を作っていくことが大切なんです。そうでないと、日頃からネガティブな状態でネガティブな感情を見たら、ネガティブにしかならないからとてもしんどくなるのです。

でも、自分がポジティブな状態を今のように作ることができれば、たとえネガティブな感情になっても、そこを見ても、最後はポジティブな状態に戻れるんです。なぜなら、日頃からポジティブな状態でいれば、人の心も日常の状態に戻ろうとするのです。

 

というより、日頃からポジティブな波動を作っているので、ポジティブになるようなものごとに自然と、無意識に自分が反応しポジティブなものを引き寄せていくから、そのポジティブに作った自分の状態に戻っていくんです。

それだけが理由ではないですが、簡単にいうと日ごろからの心のあり方ということが、とても大事になってくるのです。

だから、ありがとうの日々の実習は続けてもらいたいし、続けて行けば必ずある日気づきが起こります。今この“変わる”という実習をしたときに、100%と感じたような気づきの瞬間が必ず起こります。

 

それまでは、なかなか自分を信じて納得させるまでの理由が見つからないから、不安になるし、やっていることにうまくできていない感じがしたり、効果がないような気がして、結局は止めてしまうんです。

これからしようとするメソッドの実習では、この“変わる”で邪魔をしていた思考パターンがたくさんできてきます。その言葉が人間の本質に近づけば近づくほど、生きることを邪魔している思考パターン、つまりとても強い『観念』が出てきます。

それを同じようにすることが、どんどん自分の中心であるセンターを強く意識できるようになり、それは自分らしさを強く意識できるようになることでもあるのです。

 

さて、このマインドマップを完成させておきましょう。『かわいそう』で終わった続きをしてみましょう。今客観的に自分の名前から最後の『かわいそう』を見て、直感的洞察を使って次に浮かぶ言葉を考えてみてください。どんな言葉が浮かびますか」

 

瑞枝は、『かわいそう』の次に『抱きしめたい』と書いた。そして、その次は『もっと自分が強くなりたい』だった。そのあとは『結婚』『普通の幸せ』と書いて完成させたのだった。

 

和尚は、瑞枝の出てくる淡白な言葉を見ていて、今まで自分がマイナス思考で最低で、こんな自分を止めたいと思っていたことに、長く自分の意識を置いてきたせいか、自分のこれからのことを具体的に考える意識がなかなか働かなかったのだと思った。

 

そう言えば瑞枝は、はじめに会ったとき『普通に幸せになりたい。それだけでいい』と、言ったことがあった。それを思い出したとき、瑞枝のこの言葉の淡白さに和尚はなるほどと納得し、これからたくさん幸せを引き寄せて人生を楽しめばいいと思ったのだった。

 

つづく

次回明日11月14日(木)は、次の実習、

メソッド実践編:「条件付けの幸せ」をお話します。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。 心より感謝いたします☆

※この物語は、実話にもとづいたフィクションであり、登場する人物など、実在のものとはいっさい関係がありません。

 

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