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◆心の底から自分らしく生きるメソッド◆

「光曉和尚の愛と心のセラピー物語」

~私、自分らしく人生を生きます~

 

 

※はじめてこられた方は、

この物語の『登場人物』・『あらすじ』を 先にお読みいただければ幸いです。

 

 

§ メソッドの実習のはじまりのはじまり

 

前回、和尚は今までの振り返りをしながら、誠のスピリチャル性の質問に答えていた。そして、誠の質問の流れがこの物語のメインである『メソッドの実習』へとプロセスが進んでいるのを、和尚は感じたのだった。

 

有里と瑞枝と誠は、前回の実習から2週間後、再び集まった。今回はいよいよメインである『メソッドの実習』に向けて、わくわくドキドキしていたようだった。

 

 

「みんさん、お元気でしたか。この2週間みなさんのなかでいいことがありましたか、『ありがとうの実習』の変化はなにかありましたか」

 

「和尚さん、『ありがとうの実習』わかってきた感じです。あれから帰って普通に生活に戻ったんですが、なんか前よりイライラすることが減った感じなんです。前までは、ごみ箱を蹴飛ばしてもなんか腹が立った感じだったんですが、なんか腹を立てていない自分に気づいたんです。

 

それに、なんかポジティブな気持ちになってきている自分がわかるんです。それでね、職場の入口で、私、なんか7にすごいこだわりがあって、7回『ありがとう』を言って入るようにしてるんです。そのせいかどうかわからないんですけど、なんか嫌なことが減ったり巻き込まれたりすることが減ったんです。

 

それにね、私肩こりが酷くて、臭いがするから塗り薬も張り薬もできへんからつらい話を同僚にしてたんですが、それを上司が聞いていたみたいで、臭いのしない塗り薬を買って来てくれたんですよ。そんなことする上司じゃないんですけど、びっくりしました。

 

他にも困っていたら、救世主のように仲間が現れて、問題も気分も解決してなんか不思議なことが連発でおこってるんですよ。これって『ありがとう』の効果なんかなーと思いながら、今日和尚さんに会ったら聞こうと思ってたんです」

 

「有里さん、すごいですね。効果が出てきましたね。ポジティブな感じになってきたのがわかりましたか。その他にもいろいろ嬉しいことを引き寄せてるようですね。上司の肩こりの薬は、なにか奇跡のような話ですね」

 

 

「そうなんですよ。私の肩こり、前からよく言っていたから上司も知っていたと思うんですけど、今までなにもなかったんですけど、今回はびっくりしました。

それよりも、必要な時に必要な人が現れたのには、ほんまにびっくりしました。なんかすっごく日々いい感じで、毎日が楽しくなってきました」

 

「なんかとんとん拍子で、このまま行け幸せも早そうですよね」

「ほんまですか。そうなればいいですけど、なんか幸せが来そうな予感するんです」

「このまま行けば、現実に起こる可能性大ですよ。楽しみですね。瑞枝さんや誠くんはどうですか」

 

瑞枝と誠は、どちらが先に言うか目配せをしながら誠が口を開いた。

「僕もいい感じで、特になにかあったわけではないですが、いい感じの状態が続いていますね。ネガティブに考えることが減りましたね」

 

誠のその言葉に瑞枝は、『えっ!』という表情をしながら強く反応していた。

 

「瑞枝さんはどうですか」

「なにも変わらないです。今までと一緒です」

「『ありがとう』やっていますか」

「・・・、ほとんどやってないです」

 

「そうだったんですか。面倒くさくなりましたか」

「帰ってからしばらくはやってました。けど、なんにも変らなくて、やっても無駄な気がして、止めました」

「瑞枝さんの中で、『ありがとう』の実習が負担になってしまいましたね。もうやらなくていいですよ。またやりたくなったらやればいいです」

瑞枝は、和尚からの意外な言葉に顔を上げた。

 

「やらなかったら、ここへ来る意味がなくなりますよね」

「そんなことはないですよ。瑞枝さんが幸せになることが目的でモニターをやってもらってるんですから、『ありがとうの実習』は役に立つツールであって、それがすべてではないですから、安心してください。メインはこれからする『メソッドの実習』ですから」

 

「そうなんですか。私、落ちこぼれですよね。私、期待はずれですよね」

「そんなことないですよ。私は今までたくさんの人と会ってきましたが、瑞枝さんは仕事もしていて、自由に使えるお金もあるわけでしょう。恵まれていますよ。

瑞枝さんはストイックになりたいと前に進もうとする意欲があるけれども、そんなことも思えないぐらい苦しんでいる人もいるんです。今の自分にもっと感謝してあげてほしいですね。

『私に感謝できるようなところはありませんから』って、今思っているかもしれませんが、それよりも、瑞枝さんが言ってくれた『マイナス思考をやめて幸せになりたい』と、思えるかが大切です。今も思っていますか」

 

「思っています。だからここへ来たと思います」

「じゃ、ちょうどよかったです。これからする『メドッドの実習』のデモンストレーションをしようと思っていたので、瑞枝さんやってみましょう」

和尚は、瑞枝にそう言って『メソッドの実習』のデモンストレーションをはじめようとしたのだった。

 

つづく

次回明日11月28日(木)は、

メソッド実践編:「メソッドの実習のデモンストレーション」をお話します。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。 心より感謝いたします☆

※この物語は、実話にもとづいたフィクションであり、登場する人物など、実在のものとはいっさい関係がありません。

 

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