“心の底から自分らしく生きるメソッド”

『ありがとうの効果と秘訣』』 (ありがとうの達人のなり方)

 

 

§ ソクラテスの言う時代の到来

 

 

前回は、『ありがとうが人生の鍵を握る』ということで、
「ありがとう」の言葉を習慣化すると、これからの「人生を生きる知恵」
やそこに「成功哲学の法則」があるというお話をしました。

 

 

今回は、前回の「ありがとう」に効果があることを、実際にやって
みたくなる動機についてお話していきたいと思います。

 

 

まず、私たちが、これからの時代を「どう生きるか」のためにも、
今の世の中の社会の意識について知って置く必要があります。

 

 

  なぜなら、私たちは、その社会に属して生きているからです。

 

 

今私たちが生きている時代は、物質主義の物質的価値観を主流に
しています。

 

 

これは、今始まったものではなく、日本最古の歴史書である
「日本書紀」に書かれた時代から、ずっと続いていてきている
ものが豊かになる生き方の価値観だと言えます。

 

 

それが、21世紀は心の時代だと言われ、精神主義の精神的価値観が、
大きく私たちの生きる時代に入ってきました。

 

 

それは、衣食住にほとんど困らなくなり、物質的に豊かになったからこそ、
自分自身という心に目を向ける時代になりました。

 

 

この14年を振り返ってみても、その精神的価値観は急速に広がっている
と言えます。本屋の平積みになっている書籍は、よくその時勢を表している
と言われていることからも、うかがい知れるのではないでしょうか。

 

 

そして、今の混沌とした生きにくい社会を形成しているのは、
物質的価値観と精神的価値観が入り混じった状態であり、
だから新しい価値観への移行する過渡期だとも言われたりしています。

 

 

これは、私たちが生きる上で、なにを意味するのでしょう。

 

 

簡単に言いますと、今までは物質的に豊かになることが、
一つの幸せのバロメータでした。

 

 

「どうやって生きるか」というものの考え方です。

 

 

それが、物資的なことに心が満たされてくると、
精神的な心の幸せを求めるようになってきました。

 

「どう生きるか」というものの考え方です。

 

みなさんは、この二つの言葉を比べてみると、
心の動機が違うことは、おわかりいただけるでしょうか。

 

 

「どうやって生きるか」は、外発的動機づけと呼ばれ、
「頑張れば、褒美がもらえる」や「結婚すれば、幸せになれる」
といった、自分の外に動機があります。

 

 

一方「どう生きるか」は、内発的動機づけと呼ばれ、
「これをやりたいから、頑張る」や「好きな人と幸せな人生を共に
歩みたいから、結婚する」といった、自分の内に動機があるのです。

 

 

私たちの多くの思考パターンはというと、先ほども言いましたが、
長い年月「どうやって生きるか」と物質的な幸せを求めた外発的動機
づけになっているのです。

 

 

それは、誰が悪いわけでもなく、古代から豊かさの幸せを求め続けてき
てくれた積み重ねによって、ようやく私たちの時代に「どう生きるか」と、
「自分のことを知り、自分のことについて考える」ようになったのです。

 

 

『汝自身を知れ。汝自身について考えよ』
紀元前5世紀にギリシャの哲学者ソクラテスは、
このことを言っていたのです。

 

 

そこまで人類が、成熟してきたということなのです。
そのことは、本当に喜ばしいことなのです。

 

 

なぜなら、「どう自分らしく生きるか」ということだからです。

 

 

今私たちが住む世の中時代は、混沌としてストレスを感じやすい
生きにくい社会ではありますが、これからの時代は、愛や感謝、
思いやり、つながりといった心を大切にした価値観の時代でもあるのです。

 

 

しかし、そんな希望に満ち溢れた世の中に移行していく反面、
私たちの善意ある意識を虫食み、さらに生きにくい疲弊した社会の価値観
へと急速に移行もしているのです。

 

 

それは、私が学生と関わっていた10年前に心のどこかで懸念していた
ことが、今は危機感へと変わってきたのです。

 

 

次回は、私がこの社会に危機を感じている、三つのことについて
お話したいと思います。そのことは、私たちが「どう生きるか」の
大前提となる動機の核心かもしれません。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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