『ありがとうの効果と秘訣』 (ありがとうの達人のなり方)

 

 

 前回『すべてはゆるされた前半(私のありがとう体験談Ⅳ)』 はこちら

 

 

母が多臓器不全の意識のない状態で、私に言った『愛してる』は、
母の最期から二つ目の言葉でした。

 

 

母の最後の言葉が、この家族の学びを完了させたと、私は思っています。

 

 

私は、最後にもう一度「だれかわかるか~」と聞きました。
すると母は、「お父ちゃん」と言ったのです。

 

 

私は、「なんや~、お後がよろしいようで。また明日来るわ」と言って、
これが母の最後の言葉になりました。

 

 

家に帰って、さすがに『愛してる』のくだりは照れて省きましたが、
父に今日母がしゃべったくだりの話をしました。

 

 

「・・・それで、最後帰るときに、『だれかわかるか~』と聞いたら
俺の名前言うと思うやん、それが『お父ちゃん』って言うんやで」と
私が父に言うと、

 

 

父は、私が今まで見たことのない優しくて少しはにかんだような
温かな顔で微笑んだのでした。

 

 

私はその父の顔を見たとき、直感的に思ったのです。

 

 

『父は母からすべてをゆるされたんだ』と。

 

そして、父も『母のすべてをゆるせたのだ』と。

 

 

 

母が他界してしばらく経ち、私はふと父を見てこの一連の『ゆるし』を
思い出したとき、『この家族の学びは完了』したように感じました。

 

 

それから、父は母を追うように末期がんが見つかったにも関わらず、
苦しむことなく人生の終焉を迎えたのでした。

 

 

 

私は以前、『ありがとう』の言葉を“意識して意図的”に習慣化すると、
『気づき』が増えると言いました。

 

 

今、心の勉強もしてアファメーションの効果も知り、日々『ありがとう』
の言葉を言い続けていたことは、日々の中での『気づき』から自己ヒーリ
ングし続け、自己肯定感を高め精神性の意識を高め続けていたのだと思え
ます。

 

 

なぜなら、母との一連のこの出来事は、普通ではどう考えても
『ありえない』ことだからです。

 

 

だからこそ、そこに『ありがとう』の言霊の深い効果と秘訣
あるのです。

 

 

この『ありえない』は、「あることが難しい」こと。
「あることが難しい」ことは、「有ることが難い」。

 

 

つまり、『有り難い』ということであり、これを語源とする言葉が、
そうです『ありがとう』であり、『ありがとう』が、様々な奇跡を
起こす魔法の言葉と言われ、豊かさと幸せを創造する言霊なのです。

 

 

私の体感的感覚では、 『ありがとう』は『心遣い』を育む心であり、
さらなる行き着くところは、私たちを『愛』へと帰還させる そんな
感じがします。

 

 

それだけに、今、ものが豊かで便利になり「当たり前」が 増えて、
そこに「気がつく心」、『心遣い』が希薄化していって いることに
とても危機感を覚えてなりません。

 

 

 

最後に、『ありがとう』は、日々大切で身近な言葉な上に、
とても奥の深い『人生の生きる知恵』や『成功哲学の法則』
のつまった言霊であるからこそ、

 

これからの『意図的に生きる』時代に、誰もが豊かで幸せに
なる最強の助けになると信じています。

 

 

そして、
『誰もが幸せになるために生まれてきたのですから。』

 

 

*****

 

 

この1月からこの『ありがとう』について、多々読みずらい ところが
あった思いますが、本当にいつもお読みいただき、 ありがとうござ
いました。

 

 

今、私の中で流れを感じている、私の今までの経験をもとに 絞った
テーマで、『ありがとう』と『意図的に生きる』のお話を していけ
たらと思っています。

 

 

今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございます。

 

 

 

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