20140414やる気

 

 

 ◇Ⅵ.これからはやる気を持たせる時代◇

 

 

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

前回、自ら『やる気を持つ』、自己肯定感を高める心の習慣を持つ
ことが、子育てにも人の成長にも大事なものになってくるという
お話をしました。

 

 

親御さんにお話をするときに、

 

これからは、やる気にさせる必要はない!のです。

 

 ではどうすればいいのでしょうか。

 

 これからは、『やる気を持たせる』ことが大事なのです」と。

 

 

そして、当然のことながら、多くの親御さんは、
その『やる気を持たせるやり方』を知りたいと思います。

 

 

そこで、私は単刀直入に言います。

 

 

「そのやり方だけを聞いて帰っても、効果的に使える人は、
一人か二人です。ひょっとしたら、0かもしれません」と。

 

 

「なぜなら、みなさんは、こんな経験はないでしょうか」と、
こんな例え話をします。

 

 

「今日みなさんは、ある田舎の今まで見たことも食べたことのない
郷土料理の作り方を、実際に家に帰って披露する必要があると
思ってください。

 

 

そして、その田舎の郷土料理を作り続けて50年のベテランの
主婦から教わることになりました。

 

 

みなさんは、その主婦が作るところを一緒に見ながら、
頭にたたき込むように覚えようとします。なかには、
メモを取りながら熱心に聞いている人もいます。

 

 

そして、できあがった郷土料理を一緒に試食しながら、
味も覚えて帰って来ました。

 

 

でも、いざ作って見ると、なにかが違っていたりします。
レシピ通りに作ったはずなのに、同じ味付けにならないことに
困惑してしまうのです。

 

 

また、昔に、こんな話がありましたよね。
嫁いだお味噌汁の味が、同じように作っているのに、
なかなかお母さんの味にならないと。

 

 

そして言われるのですよね。
『あらあら、いつになったらうちの味を覚えてくれるのかしら』と、
チクリ!(笑)

 

 

私たちは、これと似たことを、たくさん経験したことは
ないでしょうか。

 

 

チクリ!と言う経験ではないですよ。
ご主人に似たようなことをしているかもしれませんが・・・(笑)」と。

 

 

私たちは、その時はわかったような気になるのですが、
時間が経ってくると、メモを取ったにも関わらず、
同じようにはできなかったりするものなのです。

 

 

また、そこには、作り手が持っている目に見えない
『意識』、『思い』も大きく関わってくるのです。

 

 

 

ここで、自ずと見えてくる答えがありますよね。

 

 

言うまでもなく、私たちは思考でやり方を理解して、
何度も練習を重ねて体で習得することがとても大切なのです。

 

 

そして、同時に取り組む人の『意識』、『思い』も大切になってくるのです。

 

 

そうしないと、このような質問がでてくるのですが、
そのお話は次回にしたいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
 

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