20140414やる気

 

 

 ◇Ⅵ.これからはやる気を持たせる時代◇

 

 

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

さて、前回の親御さんからの、

 

「『子供にやる気を持たせる』ということは、子供を褒めてあげる
ということでしょうが、いつも子供を褒めようとすると、
子供に合せすぎて、媚を売るようになると思うのですが」

 

 

という質問に対して、三つ目の観点からのお話です。

 

 

三つ目は、「結局は子供をやる気にさせようとしていませんか」

 

 

ここが、今回の「やる気を持たせることとは」のテーマで、
「そのやり方だけを聞いて帰っても、効果的に使える人は、
一人か二人です。ひょっとしたら、0かもしれません」の話に
つながってきます。

 

 

この章の冒頭の「やる気にさせる必要はない!」の
振り返りでお話したことと重複するのですが、

 

 

私たちは多く、日々の日常や仕事、時間などに追われるように、
多忙な生活を送っています。

 

 

すると、多く人は心に余裕がなくなっていきます。

 

 

余裕がなくなると、ストレスを感じ、心の軸はぶれた状態になり、
なにかしらの不安が生まれてくるのです。

 

 

それをうまく自分の軸を戻した状態にできればいいのですが、
なかなかそうなるまでには、時間が掛るものです。

 

 

 

多く私たちは、そんな心の状態から自己肯定感を高めるという、
気分のいい状態を創るための方法として、例えば、美味しいものを
食べたりと、自分の外にその動機を求めます。

 

 

その要因は、文化的歴史的な背景から受け継がれてきた習慣に
あるというお話をしていきました。

 

 

つまり、私たちは、自己肯定感を外から得る方法は知っていても、
ほとんどの人は、自分の内から得る方法を教えられてこなかったから、
知らないのです。

 

 

さらに、外からの自己肯定感を高めることは、美味しいものを食べて
満たされたとしても、継続性がなく、また、新たに自己肯定感を高める
物事を、探さないといけなくなるのです。

 

 

外から自己肯定感を高めようとしても一時的になり、
心に余裕を持つことが日々の中で難しい度合だけ、

 

 

「やる気を持たせようとしても、結局は今まで使ってきた、
子供をやる気にさせようとする方法」になってしまうのです。

 

 

これが、質問への三つ目の
「結局は子供をやる気にさせようとしていませんか」のお話です。

 

 

次回は、なぜ私が、これほどまでに親御さんに焦点を当てて、
「やる気にさせる」ことから、「やる気を持たせる」ことを、
言っているのか、そのお話をしたいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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