20140414やる気

 

 

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

あるお母さんが、 『HappyLuckyMe♪』を言うことによって、
『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻した』 心理学的な解説も
加えた、その場限りの方法論ではなく、 日々のプロセスを重視して物語
にしたお話です。

 

 

題:『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻す』
第八話:「自然体な私になれない罠」

 

 

お母さんは、和尚から教えてもらった
『Happy Lucky Me♪』を 日々言うよう心掛けていった。

 

 

和尚からすぐに結果はでずに、約2週間ぐらいはその成果の反応は
現れないと聞かされていたけれども、やはりなにかしらの結果が
ほしくなるのは、人間のさがのようなものだった。

 

 

そんなことを思いながらも、毎日のバタバタした生活は
変わることなく続いていった。

 

 

 

ある日、運動会を控えて、PTAの役員会が開かれた。
それまでに、前の役員会で言われたことを自分なりに形にし、
さらに会長から連絡があった話をまとめ、この日の議題とともに
資料として持参していたのだった。

 

 

PTAの役員会の書記ではないのだが、運動会実行委員会の役になり、
委員長は会長が兼務していたが、流れで実質の運動会実行委員会の
運営者になっていた。

 

 

委員会がはじまると、委員長が議題と資料をもとに話をはじめていった。
すると、他の委員から資料への意見が出されて、変更や追加事項が増え
ていった。

 

 

言われたことのメモを取りながらも、ある程度自分の昨年までの
経験を踏まえてまとめた資料だけに、なにか自分の提案書にダメ
出しをされているような気分になっていた。

 

 

『もう、好き勝手言って。そんな考えがあったんなら、前回の時に
いったらいいに、書いてきた資料にああでもないこうでもないと言って!
どれだけ苦労して作成したかわかってんの!』

 

 

「渡くんのお母さんが、いろいろ考えてこの資料を作ってくれたのですが、
渡くんのお母さん、なにかありますか」

 

「いえ、特に・・・。まとめて、
当日みなさんが動けるように整理しておきます」

 

「わかりやすく時間ごとに表にしてくださってるから、
とても見やすくてわかりやすので、よろしくお願いね」

 

「はい、ありがとうございます。がんばってみます。
(はー、口だけ挟むだけ挟んで、あなたの意見がほとんどなんだから
自分でまとめたらどう?はーまた仕事が増えた・・・)」

 

 

 

その会の帰り自転車に乗っていると、和尚の後姿が見えたので
『Happy Lucky Me♪』を思い出し、効果がでない苛立ちから
聞いてみよう(文句をいおう)と近づくと、和尚はその前の家に入って
いってしまった。

 

 

『もーなによ、せっかく聞こうと思ったのに』と思いながらも、
イライラした気持ちは収まらなかった。

 

 

『“Happy Lucky Me♪”を言ったところで、
どれだけの効果があるというのよ。なにが“Happy LuckyMe♪
Happy Lucky Me♪ Happy Lucky Me♪・・・”』

 

と怒りをぶつけるように、時間にして約10分弱、回数にして約200回以上
繰り返しながら帰宅したのだった。

 

 

この不思議な思い出したタイミングが、
続けるかもう止めるかのターニングポイントになっていた。

 

 

 

多く3日から1週間あたりで、やる意味が見いだせなくなり、
知らず知らずのうちに忘れていってしまいます。

 

 

このまだ自分に身に付いていない時期には、必ずこの時間に
この場所でといったような習慣にしておくことが大切です。

 

 

以前にお話しました「やる気ホルモンドーパミン」は
長時間続かない特性があり、『やる気ホルモンドーパミンの強化学習サイクル』
を作ることが大切になってくるのです。

 

 

しかも、切羽詰まって藁をも掴むような状況でないだけに、
その時はその気になっても、日々の生活の中で自発的にやり続ける
のが難しい罠(原因)がここにあるのです。

 

 

さて、次回はこの『Happy Lucky Me♪』の連続の復唱が、
少しずつ効果を見せ始めるお話です。

 

 

『Happy Lucky Me♪』の
詳しいやり方はここをクリックしてください。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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