20140414やる気

 

 

 

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

あるお母さんが、
『HappyLuckyMe♪』を言うことによって、
『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻した』
心理学的な解説も加えた、その場限りの方法論ではなく、
日々のプロセスを重視して物語にしたお話です。

 

 

題:『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻す』
第28話:「子育ては子離れなのよ」

 

 

このお母さんは、綺麗になったと言われ、和尚の奥さんも
『HappyLuckyMe♪』を言っていたと聞かされて、
その効果を受入れるようになっていた。

 

 

お母さんは、和尚に教えてもらってからの約1ヶ月間のことを
振り返り話したのだった。

 

 

「はじめにこれをしたことと、関係があるのかわからないんですが、
娘の澄(すみ)が柱にもたれて腕組みをしながら怖い顔で、
夫もいたんですけど、どうも私を睨んでたんです」

 

 

※その時のお話はこちらを参照ください。
「子供にやる気(体験談編):柱に腕組みをして見つめる娘」

 

 

「それは嫉妬やね。“私のパパに、なにちょっかいかけてるのよ!”
って感じかな(笑)パパを取られた気になったんやね。
小学校1、2年までの頃は、女の子はパパが大好きだから。

 

 

それよりも、その引き金になったのが、夫婦が仲睦まじかったんでしょう。
理想的。よかったじゃない。そうやって両親に自分の居場所がなくなって、
子供は自立していくんだから」

 

そう言って、妻のなつみは楽しそうに答えた。

 

 

「まだ小さいのに、もうこの時期から自立ですか」

 

「なに言ってるのよ。0歳から2歳ごろまでは、お母さんに抱かれ、
抱きつきながら、心の安定を保つことを学んでいく時期でしょう。

 

 

3歳ぐらいから小学校2年生ぐらいまでというのは、人として、素直で、
社会人として正しく生きていくために、家でのしつけをしていく時期。

 

 

澄ちゃんももう小学校1年生でしょう。家でいるよりも、学校という
社会生活(家以外の社会で学ぶ)をし出しているんだから、
今まで学んできた家での教育を、ああだこうだと実践しながら、
少しずつ自己を確立していく時期なんだから」

 

「まだ世話の掛る子供なのにですか」

 

「そうよ。特に女の子は早いわよ。いつまでも子供、子供って思って
面倒み続けてたら、中学・高校になってもすべてお母さんに頼らないと
生きていかれなくなるわよ。

 

 

そのまま成人したら、飛び方を知らない鳥のように、社会に出て経済的に
自立できなくなってしまうわよ。最近増えてるそうよ、
いざ飛ぼうとしたら飛び方がわからないそんな子が。

 

 

子育ては子離れとも言われてるから、いろんな家のこともさせて、
一人前の大人な扱いをしながら子離れしないとね。

 

 

なにもさせないで、部屋を与えて家でも勉強が仕事のようにさせて
しまうと、子供が一緒に家に居ながら別の生活をする下宿人になって
しまうわよ(笑)

 

 

とは言っても、澄ちゃんはまだまだ子供だから、
もう少し面倒は見ないといけないかもね」

 

「そうですよね」

 

 

お母さんは、勢いに押されて緊張した面持ちで話しを聞いていたが、
“まだまだ子供”という言葉を聞いて、少しホッとしたように安堵した。

 

 

『でも、はじめの娘の澄が怒って嫉妬していたのはわかったけれども、
なにが原因でパパを取られた気になったんだろう。そんな嫉妬するよう
なこと、私がしたの?』と思っていた。

 

 

和尚は妻のちょっと飛躍した話に苦笑いしながらも、
お母さんの感情の変化を見て、“子供の嫉妬と子育ては子離れ”に
ついてもう少し話を加えて話をしたのでした。

 

 

次回につづく。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

『Happy Lucky Me♪』の
詳しいやり方はここをクリックしてください。

 

 

 

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